Mac民にとってはめちゃくちゃ朗報かも
GISをやる人ならわかってくれると思うんですが、MacでPythonを使ってGIS(主にgeopandasなど)をやる時依存関係の解決にかかる時間ヤバすぎ問題っていうのがありまして…
主にGDLAとかGDALとかがかなりやばくて偉大なる先人様のお知恵を拝借して鼻血出しながらなんとかかんとか実行環境を整えていました。
が!!!!!もうそんな必要はないのかもしれませんね!!!!!!
早速インストール
Anacondaがインストールされている前提ですので、こちらの記事を参考にするなどしてインストールお願いします。
MacでGISデータ分析を始めるためにサクッとAnacondaとjupyter labをインストールしてみる
で、インストールはこれだけ。
conda install -c conda-forge geospatial
この1コマンドでインストールされるパッケージは以下。
圧巻である。
- python >=3.7
- black-jupyter
- bump2version
- cartopy
- cenpy
- codespell
- contextily
- dask-geopandas
- datashader
- earthengine-api
- earthpy
- easystac
- eemont
- eomaps
- folium >=0.12.1
- geemap >=0.13.7
- gemgis
- geoalchemy2
- geocube
- geopandas >=0.10.2
- geoviews
- h3
- h3-py
- here-map-widget-for-jupyter
- hvplot
- ipygany
- ipyleaflet >=0.16.0
- ipynb-py-convert
- ipyvtklink
- jupytext
- keplergl
- laspy
- leafmap >=0.9.3
- lidar
- localtileserver >=0.5.8
- mapboxgl
- movingpandas
- netcdf4
- odc-stac
- osmnx
- owslib
- panel
- palettable
- pillow
- planetary-computer
- plotly
- proplot
- psycopg2
- pydeck
- pysal
- python-mss
- pyntcloud
- pyvista
- radiant-mlhub
- rasterio
- rasterstats
- rio-cogeo
- rioxarray
- s2cloudless
- sarpy
- satpy
- scholarpy
- sentinelsat
- shapely
- sliderule
- spyndex
- sqlalchemy
- stackstac
- streamlit-folium
- voila
- xarray-spatial
- xmovie
- wxee
何がいいかってgeopandas
とかpillow
とかほんと有名なやつだけじゃなくて、rio-cogeo
とかlaspy
とかleafmap
とかpyvista
とか!
あーそれ日本語の記事一個もないのよねーみたいなマイナーだけどめちゃくちゃ便利なパッケージが沢山入っていて依存関係が全部解消されているところがヤバすぎますね!!!
ちなみに公式サイトではmamba
というcondaコマンドより高速でほぼ互換性のあるパッケージマネージャーを利用してインストールしています。
もし前述のコマンドでインストールできなかった場合はこちらのコマンドでインストールできるかもしれません。
mamba: https://github.com/mamba-org/mamba
conda install mamba -c conda-forge
mamba install -c conda-forge geospatial
公式はこちら
いきなりインストール方法を紹介してしまいましたが、公式のリポジトリとドキュメントはこちら。
リポジトリ: https://github.com/giswqs/geospatial
ドキュメント: https://geospatial.gishub.org/
結論
多く語ることはありません。
もはやPythonで地理空間情報を始める際の選択肢は一つです。
それほど衝撃のパッケージです。感謝。