はじめに
この記事は「Advent calendar 2022」その2の23日目の投稿記事です。
UE5のNiagara Fluidsを触ってみたのでそちらの紹介をしたいと思います。
Niagara Fluidsとは
公式ドキュメント:Niagara Fluids
UE5で導入されたリアルタイムに流体エフェクトを表現できるものになっています。
まだベータ機能のため今後の更新で変更等が入るかと思われます。
触ってできあがったもの
実際に使ってみる
使用バージョン:UE5.1.0
Edit→Plugins→「Niagara Fluids」のプラグインを有効にします。
エディタの再起動を要求されるので再起動をします。
上記で作成したナイアガラを配置をすると火から煙が出るエフェクトが出ますが、メッシュを貫通しています。
配置してあるメッシュのタグに「collider」を設定します。
上記のタグ設定を入れることでメッシュとエフェクトが当たるようになりました。
詳細パラメータ
Collide_Meshes:前述でメッシュに設定したブロックするタグを指定します。
Show Overlays:エフェクトを再生しなおしができます。
ResolutionMaxAxis:エフェクトの解像度があがりますが、数値が大きいと負荷も高くなります。
Source Offset:エフェクト発生位置を変更できます。
World Space Size:エフェクトの発生できる境界ボリュームを設定できます。
渦潮っぽいものを作る
Niagaraのテンプレートから「Grid 3D Flip Pool」を選択します。
上記で追加したナイアガラを配置すると画像のようなプールができます。
追加したナイアガラをダブルクリックで開きます。
大きさを(500, 500, 300)に変更します。
縦長に大量のプロパティが表示されるようになりますが、今回はParticle UpdateにCurl Noise ForceとVortex Forceを追加します。
パラメータは下記のようにしています。
上記の手順で冒頭の画像のような渦潮ができるかと思います。
こちらの渦潮もタグ設定することでアクター等と干渉させることができます。
おわりに
今回はNiagara Fluidsを触ってみました。
まだベータ機能なので変更はあると思いますが、より流体エフェクトとしてリアルな表現ができる機能だと感じました。