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上司を納得させるための図を描くのに必要なmatplotlibの早見表

Last updated at Posted at 2020-09-09

機械学習などで特徴量を検討していると、色々と図を描きたくなります。
他人(特に上司とか、上司とか、上司とか。。。)に説明するのにも図が重要です。
分かりやすく書かないと、やり直しさせられます。
その時に役立ちそうな処理を一覧にしました。

インポート

import matplotlib.pyplot as plt

補足:かっこよくするための追加のおまじない

import matplotlib as mpl
mpl.style.use('ggplot')

図(fig, ax)の作成

単体

import matplotlib.pyplot as plt
fig = plt.figure(figsize=(15, 8), dpi=100)
ax1 = plt.axes()

なお、figsizeは(横, 縦)のインチ、dpiはインチ当たりの画素数。
つまり、この場合、1500 x 800の画像になる。
dpi=100はデフォルト、figsizeのデフォルトは(6,4)だが、
最近のディスプレイはもっと横長で高画質なので(15,8)にしてみた。

複数

fig = plt.figure(figsize=(15, 8), dpi=100)
ax1 = plt.subplot(2, 2, 1) # 1行1列目
ax2 = plt.subplot(2, 2, 2) # 1行2列目 
ax3 = plt.subplot(2, 2, 3) # 2行1列目
ax4 = plt.subplot(2, 2, 4) # 2行2列目 

あるいはまとめて、

fig, ax = plt.subplots(2, 2, figsize=(15, 8), dpi=100)
ax1 = ax[0, 0] # 1行1列目
ax2 = ax[0, 1] # 1行2列目
ax3 = ax[1, 0] # 2行1列目
ax4 = ax[1, 1] # 2行2列目

あるいは動的に追加もできる。

fig = plt.figure(figsize=(15, 8), dpi=100)
ax1 = fig.add_subplot(2, 2, 1)
ax2 = fig.add_subplot(2, 2, 2)
ax3 = fig.add_subplot(2, 2, 3)
ax4 = fig.add_subplot(2, 2, 4)

補足:軸の共有

subplotを使う時に、軸を共有したくなる場合がある。
そのときは、sharex, shareyを使ってsubplotをあらかじめ作成する。
"col"だとx,y軸を縦方向のサブプロットに対して共有する。
"row"だとx,y軸を横方向のサブプロットに対して共有する。
Trueにすると、どちらにも共有する。

fig, ax = plt.subplots(2, 2, sharex="col", sharey="col", figsize=(15, 8), dpi=100)
ax1 = ax[0, 0] # 1行1列目
ax2 = ax[0, 1] # 1行2列目
ax3 = ax[1, 0] # 2行1列目
ax4 = ax[1, 1] # 2行2列目

図の描画

線を引く

import numpy as np
y = np.random.randn(100) # 標準正規分布から100個をサンプリング
x = np.arange(y.shape[0])
ax1.plot(y, x, linewidth=0.5)

linewidthは線の太さ。あと使いそうなのは、color, linestype, marker, label, zorderなどなど。

  • linewidth ... 線の太さ。
  • linestyle ... 実践や点線などを指定。詳細はこちら
  • marker ... マーカー指定。詳細はこちら
  • color ... 線の色。詳細はこちら
  • label ... 凡例に使用。後述のax.legend()で表示させることが可能。
  • zorder ... どれを表側、裏側に表示させるかの順番を指定。

matplotlib.pyplot.plotが使えるkwargsは上記以外にもあり、Line2Dプロパティが使える。
一応ここにその一覧がある。

散布図

普通の散布図や、波形上のマーカーとしてよく使います。

ax.scatter(0.5, 0.5, s=600, c="red", alpha=0.1)

sはサイズ、cは色、alphaは透過性を設定できます。

文字

例えば、マーカー部分の具体的な数値を表したい場合に使います。
最大値っていうけど、具体的にどのくらい?とかを目盛りを読み取らせずに説明できます。

ax.text(0.5, 0.5, "test", va="bottom", ha="left", color="red")

参考

描画できるものの一覧はここにあります。

それぞれのaxを整える

タイトルをつける

ax1.set_title("タイトル")

軸の範囲を制限する。

ax1.set_xlim([0.0, 1.0])
ax1.set_ylim([0.0, 1.0])

目盛りの間隔を制御する。

ax1.set_xticks([0.0, 0.5, 1.0])
ax1.set_yticks([0.0, 0.5, 1.0])

実際はnp.linspace(最小, 最大, tick数)で作成するのが実用的。

設定した目盛り間隔にラベルを付与

ax1.set_yticklabels(["", "", ""])

凡例を表示

ax1.legend(["test"], fontsize=7, loc="upper left")

plot時にlabelプロパティを指定している場合、["test"]の部分は不要。
fontsizeで文字の大きさ、locで表示する場所を制御できる。
locの設定値はここのLocation Stringを参照。

軸ラベルを表示

ax1.set_ylabel("X軸")
ax1.set_ylabel("Y軸")

グリッドを表示

ax.grid(b=True, linestyle=":")

すべてのaxを表示した後の調整

なんとなく整える呪文

plt.tight_layout()

subplotをまとめたタイトル表示

fig.suptitle('title')
plt.tight_layout(rect=[0,0,1,0.96])

図の出力

画面上に表示。

plt.show()

表示できるものがない環境では以下のように画像で出力。

plt.savefig("aaa.png")

図のクローズ・削除

showしている場合はclose。

plt.close()

さらに図を破棄する。破棄しないとメモリを占有する可能性あり。

plt.clf()
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