はじめに
Android SDKをアップデートしなきゃと思ったらCLIを見つけたので使ってみたメモ。UnityでしかAndoroidアプリを作らないのでAndroid Studioは不要、IDEなしで軽くコマンドライン管理できたら嬉しい。
追記:Unity公式ドキュメント:Android environment setup
(shienaさんより情報を頂きました。ありがとうございます)
セットアップ
- Android Studioのダウンロードページの下の方「Command line tools only」から環境に合わせてダウンロード
- zipを解凍してできたtoolsを適当な場所に配置
- tools/bin/sdkmanager.bat(Windowsの場合)がSDK ManagerのCLI。
使い方
リストアップ
インストール済みパッケージ(Installed packages)と利用可能パッケージ(Available packages)をリストアップする。
$ sdkmanager --list
実行するとまず Installed packages、続けて Available packages が表示される。 Available packagesのリストは長いので、だいぶスクロールして戻らないと Installed packagesを確認できない。
インストール
$ sdkmanager パッケージ名
パッケージ名は--list で表示されたPath を書けばOK。スペース区切りで複数指定できる。
アンインストール
$ sdkmanager --uninstall パッケージ名
インストール済みパッケージのアップデート
$ sdkmanager --update
UnityのAndroid SDK設定
パッケージのインストール
UnityでAndroidアプリをビルドするために必要な最低限のパッケージをインストールする。バージョンはビルドターゲットに合わせて必要なものを。2019/03/01 現在の最新バージョンだと最終的こんな感じ。実験用なので、自前のPixel 3だけで動けばいいや、な環境。
$ sdkmanager build-tools;28.0.3 platform-tools platforms;android-28
結果。
$ sdkmanager --list
Installed packages:=====================] 100% Computing updates...
Path | Version | Description | Location
------- | ------- | ------- | -------
build-tools;28.0.3 | 28.0.3 | Android SDK Build-Tools 28.0.3 | build-tools\28.0.3\
platform-tools | 28.0.1 | Android SDK Platform-Tools | platform-tools\
platforms;android-28 | 6 | Android SDK Platform 28 | platforms\android-28\
tools | 26.1.1 | Android SDK Tools 26.1.1 | tools\
(略)
Unity側の設定
Preferences
いつも忘れるのでメモ。Preferences... > External Tools のAndroid SDK 設定には、先程CLI を配置したパスを指定すればOK。つまり指定したパスの直下に以下のディレクトリがあるようにすると、その下をUnityが探してくれる。
build-tools
platform-tools
platforms
tools
Player Settings
Project Settings > Other Settings。Minimum API Level とTarget API Level には先程インストールしたパッケージのバージョンを指定する(実際は先にこっちが決まるはずなので順序が逆かも……)。
まとめ
ひとまずでかいAndroid Studio不要でUnity用にAndroid SDKをコマンドライン管理できるようになった。たぶんすぐ忘れるのでメモとして残しておく。