#NASをminecraft serverにしよう
QNAP NASはDockerが使えるため簡単にminecraft serverにできます。
24時間稼働させる場合などで割高なゲーミングPCなどを別途用意する必要がなくお手軽です。
外部の有料サーバーではないため維持費は電気代だけです。
設定は数分で完了。
##用意するもの
- サーバー側
- QNAP NAS (TS-253D)
- クライアント側
- Minecraft java edition 1.16.5
##サーバー側設定
- WebBrowserでQNAPにログイン
- ContainerStationアプリを起動(DOCKER)
- Management->CreateタブでDOCKERのMincraftコンテナをCreate
- 起動後にpingが打てるか確認。ping 10.0.3.2
- pingが通らない場合はIPをQNAPのネットワーク設定で仮想スイッチのIPなどを確認
- 仮想スイッチとDOCKERのマイクラコンテナにもIPが振られる。
- https://www.qnap.com/ja-jp/how-to/tutorial/article/container-station-%E3%81%AE%E4%BD%BF%E7%94%A8%E6%96%B9%E6%B3%95
##クライアント側
- Minecraftのクライアントからは以下のサーバーにアクセス
- 10.0.3.2:25565または10.0.3.1:49165でサーバーに接続
QNAP内部の通信状態(例)
- マイクラサーバー 10.0.3.2:25565
- 仮想スイッチ 10.0.3.1:49165
- 10.0.3.2:49165から10.0.3.1:25565へPort Forwardingされる。
- LAN側からセグメント10.0.3.xにアクセスできるようにしておく。
- client PC->NAS->10.0.3.1:49165->10.0.3.2:25565となる。
- client PCから10.0.3.xへの経路情報が必要。
その他
- QNAPのContainerStationでマイクラのサーバーコンソロールコマンドを実行できる。
- dockerで他のゲームサーバーを導入することも可能になるはず。
- SteamCMDなども対応できるはず。QNAPのContainierStationにSteamCMDが多く存在している。
QNAP NAS (TS-253D)
今回使用した機器です。NAS用途だけで使うのは宝の持ち腐れかな。
- 拡張性があって10GbpsのLANカードもさすことができます。
- SATA以外に拡張カードで高速なM.2カード(m-key)もサポートします。
- Celeron CPUでゲームサーバーに最適。
- Dockerが使えるため仮想化が容易に可能。