Mac mini 2018に繋げたSSDにWindow10をインストールしたときのメモです。
MacでWindows10を使う場合にMac内部のSSDにbootcampを使ってでもできますがディスクを分けて外付けにした方がosxのディスクを減らす必要がなくなるため利点があると思います。
iPhoneアプリのプログラミング環境はOSXが必須になるためどうしてもMacが要ります。
Windowsの方がよい場合もあるため両OSのプログラミング環境があれば隙なしです。
どんな言語もプログラミング環境がないと先に進めないため絶対的な用意が必要になります。
よりよいプログラミング環境こそがビジョンへの最善の近道な気もします。
Mac mini 2018になってからCPUが劇的に良くなったためビルド時間なども改善されました。
用意するもの
- Mac mini 2018(恐らくほかのMacでも同じだと思われる。)
- Windows10がインストールされたPC(VMアプリを使ってもできそうだがSSDのマウント周りで壁にあたる。)
- 外付けにするM.2 SSD (Samsung 970 evo 1Tで成功しました。)
- 外付けUSB SSDケース (ali express等で売られているUSB3.1ケースなど。2000円位)
- 外付けM.2ケース (eGPUケースで代替可能。USBケースのままでもよいが速度的に不利なので最後にこれに変更。)
- WinToUSB 3.9 (3.9で成功しました。)
- Windows.isoファイル。(MSのサイトからこのファイルをダウンロードして落とします。)
- WindowsSupport (Bootcampのドライバ類。osxのbootcampアプリで落としてきます。)
手順
- 外付けUSB SSDケースにSSDを装着しMacに繋いだのち「Mac OS拡張(ジャーナリング)」「 GUID パーティションマップ」でフォーマットします。
- Windows10がインストールされたPCに1.の外付けSSDをそのまま接続します。
- Windows10のディスクの管理からマウントされたSSDの第2パーティションを削除します。(EFIパーティションではない方。)
- 第2パーティションをNTFSでフォーマットします。EFI側はそのままにしておきます。
- WinToUSB 3.9を起動します。
- イメージファイルにWindows.isoファイルを指定し次へボタン。
- ディスクを選択でUSB接続された外付けSSDを選択します。(USB以外NGです。TB3ディスクは不可)
- WinToUSBのWizardでNextボタンを押していけば外付けSSDの完成です。
- Macに外付けSSDを繋ぎ変えてoptionキーを押しながら再起動で外付けSSDから起動します。
- Windows10が起動したのちbootcampで落としたWindowsSupportのドライバーを入れます。(固まる場合あり。デバイス毎に個別に入れなおした方がよい。)
- 10.で起動時に固まる場合はリカバリモードに入ったのちこのコンピュータを初期状態に戻すでOS丸ごと初期化します。
SSDの高速化
- USB3.1はすでに規格が古くなってしまった感があります。USB4に移行されるらしい。
amazon.comなどで売られているThunderbolt3対応の外付けM.2ケースを使った方が良いとおもいます。
速度が2800MB/s位でます。ビルドも早くなります。 - GPU用の大型eGPUケースを外付けM.2 SSDドライブにすることも可能です。M.2対応のPCIexのカードを入れます。
T2チップの問題
- 外付けSSDから起動するためにはT2のセキュリティを解除する必要があります。
Mac起動時にcommand+Rで起動し起動セキュリティユーティリティを使って外部メディアからの起動を許可しておきます。外付け起動が使えないというのは開発環境にとっては悪でしかない気もします。物理的なメディアを超えたクローンが取れないからです。テスト環境で元環境を壊したくない場合があります。
Samsung 970 evoと970 evo plus
- 最近970 evo plusがリリースされたのですがこれはMac OSで使用するとクラッシュします。まだ解決できていない?
今回SSDは970 evoの方にしました。
信頼があるSSDを使った方があとでソースが全部消えてなくなったという事故を減らせます。
最低限ソースコードのバックアップ対策は必要です。
Macのタイムマシーンなどを用意してもいいと思います。