背景
OpenStackデリバリーできるひといないの?困ってるんだけど。
なかなかいませんよね。分かります。
OpenStackの要件定義できる人、どこかにいないの?
...
目的
まじめな話、上記の様なやりとりは非常に多いです。
Linuxや仮想化技術、サーバーやストレージを主戦場とするインフラエンジニアが OpenStack を引き出しに入れるまでのハードルはぶっちゃけ高い。そこでOpenStackベースのプライベートクラウドの設計や構築をナリワイにできるエンジニアを育てるにはどうすればいいのか?というのを検討する機会としたく入口をまとめてみたいと思います。
雇う
一番簡単そうに思えて、実は一番むずかしいのでは?
ここでは触れないでおきます :)
習う
教育サービスというのは高コストですがてっとり早いし、リアクティブな人を巻き込むには良い手段だと思います。体系だって学べるのも魅力ですかね。参考までにHPEの教育サービスのコースをいくつか紹介しておきます。
OpenStack® まとめて習得(OpenStack®の基礎+Neutron)
OpenStack®まとめて習得(OpenStack®の基礎+Cinder)
もちろんHPE以外でも OpenStack 関連の教育サービスはありますので一部ご紹介しておきます。
http://www.school.ctc-g.co.jp/openstack/
https://www.neclearning.jp/training/openstack.html
http://www.aseanlabs.com/opcel-c16x4
https://www.mirantis.co.jp/training/
まねぶ
達人の業績に依るのは賢いやりかたです。
読む
オープンソースなんだし読もうよ。ですね。英語も慣れだと思います。
http://docs.openstack.org
目的に応じて情報をとればよいと思うのですが、とっかかりとして読むと良いだろう内容を幾つかピックアップしておきます。
Newton Installation Tutorials and Guides
インストールについてなのですが、OpenStackの構造や機能を把握するのに良い内容です。
OpenStackのテナントユーザとしての利用法を把握できます。インスタンスを作ったり、ネットワークを構成したり。馴染みのない方には良いですね。`
OpenStack Command-Line Interface Reference
APIに思いを馳せつつ、まずはnovaあたりからコマンドライン使ってみましょう。GUIよりは仕組みを理解しやすいはずなのでエンジニアリングの観点ではCLI中心で触ってみることをオススメします。
管理者ガイドですね。システム構造やトラブルシュートなどの情報がザクザク。
こちらは運用ガイド。運用、といいつつ基盤構築のガイドラインという感じです。CPUどうすんだとか、ストレージどうすんだとか。
HPEのディストリビューションのdocsです。使う予定がなくてもOverviewくらい斜め読み頂ければと思います。distroのいいところは色々ありますが、OpenStack知らなくてもOpenStack作れちゃうとこだったりします。HelionはHelionで特徴あるので努力が必要な訳ですが…
Product Documentation for Red Hat OpenStack Platform
Red Hat OpenStack Platform のドキュメントです。非常に充実していて勉強になります。
読む(日本語)
ユーザー会の皆様のご尽力でいくつかのドキュメントは日本語化されています。
OpenStack インストールガイド Ubuntu 版
エンドユーザガイド(Python SDK付)
触る
DevStack や TryStack など OpenStack にトライするための方法は色々あります(が、私もそんな詳しくないので割愛)
働く
実践の場が一番学習効率高いですよね。OJTでも実際の案件でもどんどんトライするのが吉です。
楽しむ
楽しいですよ。つら楽しい。