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余ったスマートフォンをIoTデバイスとして活用してみた

Last updated at Posted at 2022-05-15

概要

AI Dynamics Japanは、エッジデバイス向けアプリ開発に注力するスタートアップです。

AI Dynamics Japanは、2022年4月にCYBERDYNE Omni Networks社「Acty-G3+」向けに 「滞在人数カウント」 をリリースしました。この「滞在人数カウント」、アンドロイドで動くアプリで、ファイル形式も.apk 形式です。

機種変更で使わなくなったスマホのIoTデバイス化を目指し、「滞在人数カウント」 をアンドロイドスマホにインストールしてみました。

前提

システム構成

「滞在人数カウント」 は、カメラ画像中の人物数をクラウドにアップロードするアプリです。会議室、フードコートなど人が集まる場所での混雑度推定に用いられることが多く、2022年5月時点、SORACOM社のS+ Camera向け、アンドロイド端末向けの2種類があります。

今回は、①Oppo R15 NEOに 「滞在人数カウント」 アプリをインストール、②人物カウント結果をソラコム社クラウドサービス「SORACOM Harvest」にアップロード、③「SORACOM Lagoon」と、時系列で表示してみます。68747470733a2f2f71696974612d696d6167652d73746f72652e73332e61702d6e6f727468656173742d312e616d617a6f6e6177732e636f6d2f302f3932373535362f64643762363336302d623161662d663332662d3839393.png

必要機材・サービス

  • 古いAndroidスマホ (Android 9以降であれば大丈夫です)
  • SORACOM Air IoT SIM (plan-Dであれば、初期費用902円、月額330円)
  • SORACOM Harvest Data
  • SORACOM Lagoon

手順

SIM挿入・SORACOMネットワークに接続

スマホにSORACOM Air IoT SIMを挿します。

SORACOM Airは、ドコモ回線、KDDI回線SIMが選べます。SIMロック端末を選ぶ場合は注意しましょう。

SORACOM Airは、Nano SIMでの提供なので、Nano SIM非対応スマホの場合、SIM変換アダプタが必要です。

SIM挿入し、電源を入れたのち、APNの設定しました。

  • APN: soracom.io
  • ユーザー名: sora
  • パスワード: sora
  • PDP Type: IP
  • 認証タイプ: CHAPまたはPAP

WiFiは切っておきましょう。yahoo.co.jp などが見えれば、接続完了です。

「滞在人数カウント」アプリのインストール

「滞在人数カウント」 は、Android Store未掲載なので、弊社サイトからダウンロード・スマホへインストールします。インストール後、スマホ画面にアプリアイコンが出来上がるので、立ち上げましょう。

こんな感じ。スマホ画面の左上に「count 4」と表示されています。
IMG_1473.jpg

古めのOppo R15 Neoでも、200ms程度で人物カウント処理ができています。Galaxy S10で100ms程度、Galaxy S20だと25ms程度で処理できています。スマホは優秀ですね!

クラウドアップロード設定・ダッシュボード表示設定

クラウドアップロード設定・ダッシュボード表示設定の手順は、こちら

まとめ

機種変更で使わなくなったスマートフォン、もったいないですよね。IoTの事前検証において、使わなくなったスマホは、最適な検証デバイスだと思います。

AI Dynamics Japanは、色々なIoTアプリケーション開発を進めています。アンドロイド向けの無料版もどんどんリリースしていくので、楽しみにしてください。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!

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