Windows 10 Fall Creators Update で WSL (Windows Subsystem for Linux) がいよいよ正式版になります!!
ということで、Insider Preview を使って WSL 上で Ruby on Rails を動かしてみています。 で、bin/rails server
コマンドを実行すると以下のようなエラーが発生しました。
nobuoka@aira:~/rails-sandbox$ bin/rails server
/home/nobuoka/.rbenv/versions/2.4.2/lib/ruby/gems/2.4.0/gems/bundler-1.15.4/lib/bundler/runtime.rb:85:in `rescue in block (2 levels) in require': There was an error while trying to load the gem 'uglifier'. (Bundler::GemRequireError)
Gem Load Error is: Could not find a JavaScript runtime. See https://github.com/rails/execjs for a list of available runtimes.
エラーメッセージにあるように、JS の実行環境が見つからない、ってことですね。 リンク先を見ると Node.js があると良さそうです。
さて、Windows 10 を使っている開発者の場合、Windows プラットフォーム用の Node.js をインストールしている人も多いと思います。 私もそうです。 そういう場合に、WSL 用に Linux 向けの Node.js バイナリも配置するのはちょっと面倒な気もしますよね。 WSL からは Windows の exe ファイルも実行できるので、下記のようなシェルスクリプト (名前を node
にする) をパスが通ってる場所に配置することで WSL の Rails からも Windows 用の Node.js バイナリを使えるようになります! やったね!
# !/bin/sh
node.exe "$@"
多分大丈夫な気がしてるけど、もしかしたら何かプラットフォーム間の差異で問題が起こるかもしれないので自己責任でどうぞ。 → と思ったけど Rails で使うと普通にネイティブモジュールを使おうとしておかしくなるから Rails で使う場合は Linux 用の Node.js バイナリが必要でした