Ruby のバージョン管理には rbenv
を使うのが便利です。以下の手順に沿ってセットアップしていきましょう。
1. Homebrew を最新の状態に更新
Homebrew のインストールがまだの場合は以下の記事を参考にインストールします。
Homebrew 本体と、利用可能なパッケージ情報(Formula)を最新にしておきます。
brew update
2. rbenv をインストール
次に、Ruby のバージョン管理ツール rbenv
をインストールします。
brew install rbenv
3. rbenv の動作確認
正しくインストールされたか、バージョンを確認しましょう。
rbenv --version
4. インストール可能な Ruby バージョンを確認
rbenv
を使って、どのバージョンの Ruby がインストール可能かをチェックします。
rbenv install --list
例えば、こんな感じで出てきます:
3.1.7
3.2.8
3.3.7
3.4.2
5. 最新の Ruby をインストール
表示された中から、最新バージョン(例:3.4.2)をインストールします。
rbenv install 3.4.2
6. 使用する Ruby バージョンを設定
システム全体(グローバル)で使うバージョンを指定する場合:
rbenv global 3.4.2
プロジェクトごとに個別設定したい場合は、カレントディレクトリで指定:
rbenv local 3.4.2
7. シェル設定ファイルを編集(rbenv 初期化)
.zshrc
に rbenv の初期化コードを追加して、インストールした Ruby を使えるようにします。
vi ~/.zshrc
以下の1行を追加:
# rbenv の初期化(インストールした Ruby を有効化)
eval "$(rbenv init -)"
8. シェルを再起動して設定を反映
exec $SHELL -l
これで Ruby のセットアップは完了です🎉