はじめに
初めまして。こんにちは。
スリーシェイクSreake事業部のkuramotoです。
私ごとですが、17年間働いた前職を辞めて、10月1日から、今の会社に初めて転職しました。
色々と知らないことも多い中、一定のアウトプットを出していくことの難しさを感じた面もあり、改めてアサーションについて、最近本を読んだので、簡単に紹介をしたいと思います。
この先も継続するであろうリモートワーク下でのコミュニケーション等々、コミュニケーションについて思い悩んでたりする人の一助となれば・・・ホドの意気込みでは書いてないので、軽い気持ちで読んで頂ければ幸いです。
アサーションとは
まず、最初にアサーションとは何か?といったってところですが、一言で言うと↓です。
「アサーションとは、自分も相手も大切にした自己表現・コミュニケーション」
辞書だと「assertion」=「主張・断言」って意味ですが、ここで言うアサーションは、自分だけを主体としたものでは無く、話す・聴くの相互交流・相互作用も含んだ、自他尊重の自己表現を指しています。
目指す姿(アサーティブなコミュニケーション)は上記だとして、イマイチイメージ湧かないと思います。自分が適切なコミュニケーションを行えているか?を考える意味でも、非アサーティブなコミュニケーションが何なのか?を次に示すので、該当したコミュニケーションになっていないか確認してみてください。
非アサーティブなコミュニケーションとは
非アサーティブなコミュニケーションの例は大きくは↓のようなコミュニケーションです。
仕事以外でも、普段から色々な人とのコミュニケーションをとっていると思いますが、該当するケースになっていませんか???
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非主張的な自己表現
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自分の気持ちや意見を言わず、不誠実な表現をする。
例:・曖昧な表現
・言い訳がましく伝える
・小さな声
・消極的な態度。思ったことを発言しない。(大枠賛成)
・静観相手に配慮しての行動かもしれないけど、自信がなく、不安が強い状態。
こういった自己表現では、自身の真意・配慮が相手に伝わらず、結果、自分のことを分かって貰えない…なんて思考に入ってしまうかも。
自分に不正直だし、相手に対しても素直ではない。
あと、我慢し過ぎて、ストレス溜まって、心身の問題を引き起こすことも。
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攻撃的な自己表現
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自分の言い分を無理に通す。相手の犠牲のもとに成り立つ自己表現
例:・自分を優先し、相手の言動を抑える。
・相手の言い分や気持ちを無視
・相手より優位に立とうとする
・勝ち負けで物事を決めようとする必ずしも、強い言葉や口調を使うケースだけではない。
相手の気持ち・要求を無視して、自分の思う通りに他者を動かそうとする自己表現全般が該当するもの。立場を用いて自分の意向を押し付けることも含む。
堂々としているようで、どこか防衛的。必要以上に強がったり・威張ったりする面もあり、自分に対しても正直ではない。
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アサーティブなコミュニケーションを
非アサーティブなコミュニケーションについて、何らか気づきがありましたでしょうか?
私も転職直後だから、と言い訳がましい表現をしていた面もあったと反省しています。
自分のコミュニケーションの癖を理解して、アサーティブなコミュニケーションを取るためのヒントについても言及されてたので少し、触れたいと思います。
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権利だと知る(アサーションは権利だ)
下のような気持ちになることはありませんか?自分の権利に目を向けましょう。
・頼まれごとを断るときに罪悪感を感じる (⇄誰もが自分の行動を決める権利がある)
・自分が劣っているからだと感じる (⇄尊重され、大切にしてもらう権利がある)
・希望を伝える時は控えめにするべき (⇄支払いに見合ったものを得る権利がある)
・失敗してはいけない (⇄誰でも過ちをし、それに責任を取る権利がある)
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思い込みを変える(アサーションと常識)
非現実的に信念を持ってしまってませんか?あなたの中の常識は現実的じゃ無いかも。
□エリスのABCD理論
・Activating event→Belief→Consequence→Dispute
=物事か起きたから悩みが生じるのではなく、物事を自信がどう捉えるか?といった、
Belief(信念)が介在して悩みは生じる。Beliefが現実的なものかどうかが大事。非現実的なBeliefの例
・誰からも好かれなければいけない →好きな人から好かれればOK
・完全をきすべきで、失敗してはならない →トライエラーを楽しむ
・思い通りにことが運ばないのは致命的なことだ →ダメだったら別の方法で
・どんなときにも人を傷つけるのは良くないことだ →配慮をしても傷つける可能性
・危険なものに向かうと不安になり、何もできなくなる →なんとかなる
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自分の気持ちを把握し、伝える
- 私メッセージ
表現を「私は…」に置き換えることで、自分の気持ちや、考えを知る。
結果、感情の変化が、相手によるものではなく、自分の起こしたものだと気づき、より伝わりやすい表現ができるようになる。
例:君は間違ってるよ → 私の考えはあなたの考えと違います。 - 積極的な自己開示
- 私メッセージ
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結果や周囲を過度に気にしない(相手の反応を伺うより、より良い自己表現を意識)
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コニュニケーション手法例(DESC法)
会話・議論をどのように展開していくかの考え方。
Discribe→express→specify→choice1.客観的な事実を共有(Describe)
2.事実に対する自信の考え・評価の共有(Express)
3.相手・自信の行動・妥協案の提案(Specify)
4.Specifyへの相手の反応に応じた対応(Choice)
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最後に
我々が組織へのSRE導入を推進していく上でも、このアサーション、凄く大切な要素だと思っています。
ポストモーテム(発声障害の事後分析)一つとってみても、ありたい姿は、事後分析を行う主体が非難を受けることなく、必要な情報を発信できる文化を形成する=アサーティブなコミュニケーションが文化として根付いている。だと思います。
ウォームビズ!と言っても、何人かがタートルネック着て働いたところで、みんながそれを実践しないと室内の温度を下げることができないように、一人がアサーティブになろうとしても、周りがアサーティブじゃなければ、中々にそれを定着させられませんよね。
心理的安全性が謳われて久しいですが、SRE導入を推し進める当社は当然、アサーティブでなければ!!
(うちは大丈夫だと思ってるので、書いてますけど。)