概要
AWS認定DevOpsエンジニア-プロフェッショナル(DOP-C02)に2025年4月に合格することができました。スコアは808点、勉強を始めた頃はどうなることかと思っていましたが、何とか合格できてほっとしています(^^)。これで、SAP/SAA/DOP/SOA/DVAといったAWSの基本的な資格が一通り(CLFは受けていませんが)揃ったので、私的には十分満足しています(12冠はさすがに狙おうと思わないです…)。
本記事では後から振り返るための自分の感想を含め、実際にどのような対策をしたかを共有します。昨年合格したSAP-C02雑感にも書きましたが、非エンタープライズ環境、非チーム環境で働くエンジニアの方々が参考になれば幸いです。雑感なので自分語り多めです。
私について
SAP-C02雑感と特に変わらず、某大型実験施設で働いており、システム系、Web系全般を好きなように開発している、いわゆる一人SEという感じです。完全に一人というわけではありませんが、特にクラウド系は周りに頼る人がいないので自分なりに勉強しながら試行錯誤して開発、運用を行っています。
当然のことながらAWSは日常的に使っており、オンプレとクラウドのハイブリッド環境で開発を行っています。ほぼ一人で行えるという小さい規模なので、今回のDOPと密接に関わる、CI/CDパイプラインとかログ監視などは適当にしかやっておらず(経験もない)、実はDOPは全然遠い分野です(よくない)。今回、SOAとDVAが切れそうというのをきっかけに受けることにしました。
保有資格
SAP-C02から1年しか経っていないのでほぼ変わっていません。昨年、ネットワークスペシャリストに合格できたぐらいです(DBスペシャリストは合格できなかった(XoX))。
- 第二種情報処理技術者(学生の頃に取った。これで歳がバレる)
- 応用情報処理技術者(2023年)
- 情報処理安全確保支援士(登録セキスペ; 2023年)
- ネットワークスペシャリスト(2024年)
- AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル(2024年)
- AWS認定ソリューションアーキテクト-アソシエイト(2021年)
- AWS認定SysOpsアドミニストレーター-アソシエイト(2022年)
- AWS認定デベロッパー-アソシエイト(2022年)
情報系資格が増えてきて、何となくうれしい感じです(^^)。
どんな勉強をしたか
SAPの時は「システムを組んでいく」という感覚で、学習そのものが結構楽しかったのですが、DOPはあまり縁の無いCI/CDとかログ監視とかなので、正直苦痛でした(なので、なかなかやる気にならなかった…)。学習時間は10時間程度(1週間ぐらい)だと思いますので、問題を解いたぐらいしかしていないのですが、以下の分野を重点的に学習しました。
コンプライアンス関係
Control Tower、Organization、Configを中心とした、「~ができるように」とか「~が厳格に定められています」というような、制約を実現するための手法です。私自身はOrganizationを使っていないので、OUを管理するといった経験がないので、実感としてわかりにくかったです。ただ、いくつか問題を解いていくと、Control Tower、Organization、Configの使いどころはわかってくるので、少し学習すれば何とかなるように思いました。困ったらConfigを選べばいいんでしょ?みたいな感覚になったのは秘密です(汗)。
CI/CDパイプライン(SDLCオートメーション)
DOPの要となる部分。私自身はほぼ使っていないので、あまりにわからなすぎて何度もやる気をなくしました。CodeBuildとCodeDeployに関しては何となくはわかってくるのですが、CodePipelineと組み合わせて、とか、CodeArtifactを使って~とかなると、お手上げでした。まあ、何とか合格できてよかったです。
ログ監視(モニタリング)
CloudWatchまわりです。CloudWatchは、開発時のログ確認ぐらいには使いますが、自動アラートとか自動復帰などはしていないので、細かい部分がよくわかりませんでした。ちゃんと体系づけて学べばいいのだと思いますが、結局何となくわかったような…というレベルでした。いろいろ便利なんだなーということはわかったので、実運用でも使ってみようかなと思いました(でも、CloudWatchって意外と高いんですよね…)。
その他
その他は、サービス構成に関するものであったり、選定もありましたが、これらは普段使っていればそれほど悩むような問題ではなかったので、問題でちょっと確認する程度で十分だと感じました。
実際にした学習
これまで書いたようにDOPの学習分野は私的にあまり興味のある分野ではなかったので(--;、「もういいや。問題だけで…」という感じでしか学習してないような感じです。たまにSAPの参考書を見返して確認するぐらいでした。
参考書
- AWS認定資格試験テキスト&問題集 AWS認定ソリューションアーキテクト-プロフェッショナル 改訂第2版
- 山下光洋 著 / SBクリエイティブ
SAPの参考書ですが、サービスがざっくりとまとまっているので俯瞰するにはちょうどよかったです。コンプライアンス関係を復習するときに重宝しました。
サイト
- AWS DOPサイト -- https://aws.amazon.com/jp/certification/certified-devops-engineer-professional/
- サンプル問題(10問)
- AWS Skill Builder
- [RETIRING] Exam Prep Standard Course: AWS Certified DevOps Engineer - Professional (DOP-C02 - 日本語)
- 公式練習問題集(20問)
- [RETIRING] Exam Prep Enhanced Course: AWS Certified DevOps Engineer - Professional (DOP-C02 - 日本語)
- ボーナス問題(40問)
- 公式模擬試験(75問)
- [RETIRING] Exam Prep Standard Course: AWS Certified DevOps Engineer - Professional (DOP-C02 - 日本語)
ボーナス問題と公式模擬試験はSkill Builderのサブスクライブ(29USD/月; 最低一月はかかりそう)が必要です。以前は月末締めだったと思うのですが、最近は月額サブスクプランみたいになったみたいです。コースは数日前(2025年4月18日現在)から[RETIRING]が付いたので、来月ぐらいに内容が変わるのかもしれません。
最初にボーナス問題(40問)に挑戦したときは、これはどうしようもないぞ…というぐらい正解率が低くて(多分4割ぐらい)、まったくやる気になりませんでした。それでも一通りやってみると8-9割はすぐに手が届くのではないかと思います。
まとめ
今回は10時から開始して2時間ぐらいで終了(集中力が持たなかったので見直しせず)。結果は20時頃に届きました。
ネット情報を見ていると、結構簡単、みたいな記事が多いですが、私はオートメーションとあまり縁がない上に、試験内容も地味で面白くないので、かなりツラかったです。ただ、オートメーションとかモニタリングはやっぱり重要だよなーと思わせられたので、今後は面倒がらずにCloudWatchなどは活用してみてもいいかも、と思いました(Codeシリーズは多分使わないけど)。実はオートメーションに触発されて今更ながらCDKを使い始めてみました。
最近、業務の関係でData Engineeringが関係あるかも?と感じたので、気が向いたら、新設されたDEAを受けてみようかなと思っています。
ここまでお付き合いありがとうございました。