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LITALICOAdvent Calendar 2024

Day 15

エンジニア・デザイナー・QA・PDMの交流会を開いてみた

Last updated at Posted at 2024-12-14

はじめに

LITALICOでPDMをしている@nobookです。
主にLITALICOにおけるtoB向けのSaasプロダクト全体を管掌しております。

LITALICOは事業拡大・新規事業・M&A等を駆使し事業を伸長させており、ここ数年でエンジニアのみならずプロダクトマネージャーも多く採用しております。
組織の増員具合では日本屈指の伸びで、ここ数年で大体以下のくらいの規模にまでなりました。

  • エンジニア・QA: 約200名
  • デザイナー: 約30名
  • プロダクトマネージャー: 約20名
    2021年4月からはプロダクトマネージャー専門組織ができ、事業部と兼務しながら高度化していくプロダクトマネージャーという職種の人材育成・評価・ナレッジ共有を強化しております。

image.png

交流会をやろうと思った背景

先ほどのPDM組織ですがPDMだけでなくエンジニア・QA組織、デザイナー組織も同じような組織編制となっております。
更に私の管掌するSaasプロダクトは請求機能を中心としたSaasが4つあります。
1.PNG
上記を見て頂くとわかると思うのですがそれぞれ似たサービスではあります。ですがそれぞれに特色と意図があり得意領域があります。
似ているがゆえに戦略整理や投資配分など悩むところは多々ありますが、ここについてはいつか記事にしようと思います。

私は2023年の秋から管掌し始めたのですが、上記状況故に色々な課題が見えてきました。

  • 似通るプロダクトにマトリクス組織割であることで情報経路に複雑さが増し、共有情報に非対称性がある
  • M&Aしてきたこともあり組織文化や思想等が異なる
  • プロダクトの置かれているステージも異なる
  • LITALICO自体も急成長した組織であるため中途入社組が多い
  • あまり横のプロダクトとのつながりがない

課題だけでなく共通点や良い点も見えてきました。

  • toB向けSaasのため事業のKPIがほぼ同じ
  • 各プロダクトでそれぞれPJTが動いているが似た領域のため横に展開できるものが多そう
  • 先行して新しい技術や手法を取り入れているプロダクトがある

わかりやすい例でいうと介護・障害福祉領域は3年に一度法改正があります。
これは業界全体に及ぼすものであり、オペレーションからシステムまですべて変更となりそれを短期間で行わなければなりません。
普段は別プロダクトとはいえ、この時ばかりはすべてのプロダクト対応の必要があり、目指すゴールが全く同じのPJTがそれぞれ走る形になります。
各PJTのよかった点や悪かった点は当然にあり、同じ轍を繰り返さぬように情報共有していくのが自然かと思います。

これらの今起きている課題やメリットに対して部分的には行われていましたが、改めて色々な交流機会や情報共有の場として会を設けようと思いました。
会の名前は最終的に仰々しくなったのですが、今後の発展やカジュアルさを意識して運営グループメンバーで話し合いLitalico Saas Summitと名付けました。

Litalico Saas Summitの中身

主には情報共有と交流の場を目的として立ち上げました。
会の趣旨はENG責任者含めた運営チームで打ち合わせし、概要は以下の通りとしました。

  • 開催頻度
    • 多いとカロリーが高い&PJTや事業の変化が乏しいので1Q(3か月)に1回としました。
  • 参加者
    • エンジニア・QA・デザイナー・PDMなどのプロダクト開発に関わる方を対象としました。
  • 時間
    • 参加ハードルが上がらないように2時間程度でコンパクトに収めることにしました。
  • 参加方法
    • 交流をひとつの目的でおいているのでオフラインでの開催にしました。
    • ただし地方在住の方や家庭事情、PJT状況的に厳しい方もいるので強制にはしていません。

コンテンツとしては過去に以下を実施しました。

新入社員紹介

3か月に1回ともなると誰かしら入社しているのでご紹介。

業績・戦略の共有

業績は淡々と共有するのではなく、注意すべき見てほしいポイントに絞りを解説しました。
さらになぜその数値に至ったかの事業状況をわかりやすく説明するようにしました。全部toBのSaasなのでKPIが同じで相対比較できるので隣プロダクトのイメージもすぐできるので非常によかったです。
また改めてプロダクト目指す姿・戦略をお話ししました。

PJTの共有

Saas全体で大きな投資を寄せているPJTの狙いや進捗について共有する場です。
中心となっているPDMやENG、DGNの方などに発表してもらっています。
どういうマーケットどういった狙いがあるのか、どんな手法で実現しようとしているか細かめに共有しています。

TOPIC共有

良い取り組み紹介、取り上げたほうがよさそうなよいトピックを紹介するコーナーも作りました。
ENG部長と話し合いトピックを決めました。

直近ですと@katzumiさんにオープンソース化した背景や紹介をしてもらいました。
参考:頑張らないスキーマ駆動開発を支える『eg-r2』を公開しました

ライトニングトーク

どういう人がいるのか知ってもらいたいのもあるので、普段フォーカスされにくい方を中心に、設定したテーマに沿ってライトニングトークしてもらいました。

組織紹介

直近はデザイナー組織についての紹介や考えていることを任せてほしいことなどを他の職種向けにプレゼンしていただきました。
またLitalico Saas Summitのロゴを作ってもらい発表をしました。

ゲストトーク

普段あまり関わりのない事業側の責任者の方に登壇していただきました。
状況の詳細説明、プロダクト組織にして期待したいことなどを話しました。

CTOからの一言

Saas全体組織の部長も兼務しているCTOから5分くらいのトークで〆。

実際の会場の様子
名称未設定のデザイン (1) (1).png

飲み会(任意出席)

せっかくなのでということで、会が終わったら交流の場として飲み会をセッティングしました。普段オンラインで仕事しているので参加少ないかな、と思ったのですが想定よりも参加者が多く、大いに盛り上がりました。

今後やってみたい事

まだ2回だけの開催ですが1回目よりかは2回目のほうが雰囲気がよくなったりなど改善がみられてきました。
ただ足りない点は多々あり、今後は以下のようなこともやってみたいなあと思っています。

  • ゲストトークの拡充
    • 普段接することの少ない事業側の色々な方を呼んでいきたいなと思います。さらには外部の方も検討してもいいかもなと思っております。
  • ワーク
    • 全員の交流機会のために何かしらのワークを実施したいなと思ってます。
  • 地方在住者の参加
    • M&Aした組織は地方のため必然的にオンライン参加となります。年に1度は交通費を支給し集まれたらなあと思ってます。
    • また毛色は異なりますがLIATLICOへの入社を悩んでいる方など雰囲気知るために招待できたらとも思いますね。
  • お菓子
    • こういう会はお菓子とかピザとか必要ですよね。

長期に見据えるならば、プロダクトステージはそれぞれ異なりますし、自身のステージにあったところに会をきっかけに異動希望なんかもありだと思います。

最後に

まだ2回開催のみですが、今後おもしろい化学反応を期待しつつ
色々なFBをもとに改善していきたいなと思います!

最後になりますがLITALICOに興味がわいたという方がいらっしゃったら是非ご連絡ください!
LITALICO社のHPはこちら

来年もどうぞLITALICOをよろしくお願いします。

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