はじめに
Pythonもくもく会 @アライドアーキテクツ(恵比寿)に参加したとき「pyenvとか使ってみたい」とつぶやいたら親切な人が教えてくれたのでメモ。
当時、pyenvとかpyvenvとかvirtualenvとかの違いがわかっていなかった状態での発言だったので、その親切な人は、自分も初心者なので正しいことを言っているかわかりませんが、と前置きをしてから「利用目的が一つであればvirtualenvは不要では」「あなたがやりたいのはたぶんvirtualenv」といったことを言って、下記やり方を教えてくれました。
そして話を聞いて実際に作業してみて自分の発言はかなり謎な内容だったことに気がつき、さらに教えてもらったのはpyvenvであることに今日(2015/04/11)気がつきました。
※pyenvとかvirtualenvのことについてはこちらの記事 に書きました。
環境
- Windows7 32bit/64bit
- Python3.4.3
pyvenvの使い方 for Windows
1. プロジェクトを作りたいフォルダに移動。
たとえば
C:\> cd C:\Users\username\Documents
- usernameはユーザー名
2. pyvenv.pyを実行
C:\Users\username\Documents> Python C:\Python34\Tools\Scripts\pyvenv.py venvtest
- "venvtest"は環境フォルダ名なので任意
- 成功したら指定したフォルダ(C:\Users\username\Documents\venvtest) 内にInclude, Lib, Scriptsフォルダとpyvenv.cfgが生成される。
(2015/04/13加筆)
shimizukawa氏より、pyvenvはpythonモジュールとして実行可能なように作られているので、以下のコマンドで同じ結果を得られますとのコメントを頂きました。
C:\Users\username\Documents> python -m venv venvtest
3. 環境の使用開始(activate)
C:\Users\username\Documents\venvtest\Scripts\activate
(activate後)
(venvtest)C:\Users\username\Documents>
- 行頭に「(venvtest)」(環境フォルダ名が括弧で囲まれて示される)と表示される。
- この状態でプロジェクトに特化したvenv環境が利用できる
4. 環境の使用終了(deactivate)
(2015/05/10 修正 Thanks to furico氏)
(venvtest)C:\Users\username\Documents> deactivate
(deactivate後)
C:\Users\username\Documents>
参考URL
https://docs.python.org/3/library/venv.html#module-venv
http://docs.python.jp/3.3/library/venv.html