4
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

More than 5 years have passed since last update.

チームに積極的にコミットするためのプラクティス(開発チームのマネジメントについて

Last updated at Posted at 2016-04-10

アジャイル開発とスクラム~顧客・技術・経営をつなぐ協調的ソフトウェア開発マネジメントを読んでます。

#Overview

朝会しますって時に、「今日朝会なしで!」というチャットがきて、なんかやばいと思いました。プラクティスに関する理解を共有する必要性を感じたのでまとめることにします。

#デイリースクラム

プロジェクトが悪い状況に陥らないためには、起こりうる障害に警鐘を鳴らしチームに共有する必要があるのです。そのためには毎日短時間のミーティングをします。このミーティングをデイリースクラムといいます。

デイリースクラムはタスクをあぶりだしたり、作業のリマインド、開発者同士の進捗確認、障害に対する危機感の違いを共有する場として機能します。また、作業項目や課題はTrelloタスクかんばんをつくり見ながらやると効果的です。

ミーティングでは以下の三つについて話しあいます。

  • 前日やったこと
  • 今日やること
  • 障害になっていること

決まった場所と時刻と時間を設定し、習慣化するのがポイント。
また「今日はAmazonが家に届くので定時ダッシュします」みたいなタスクかんばんにCardを作成する必要のないことも言っておくことで、気持ち良くダッシュすることができます。自分の作業に透明性を持つことが重要となります。朝会がないなんてことはありえないです。

#タスクかんばん

スクリーンショット 2016-04-10 10.27.02.png

プロジェクトの状況をTrelloを使ってタスクを確認できるようにしています。プロジェクトのbordで見ながらタスクの状態を確認する。(Trelloの機能についての説明は省略します。)

またそれぞれのタスクにおいてCardにステータスのLabelを設定し、視覚的にわかりやすくする。Labelの役割は以下の感じで設定しています。

  • Doing カードの担当者が現在着手している
  • Done カードの担当者が対応した
    他のメンバーによるAcceptを待っている状態
  • Pending 仕様等をプロダクトオーナーに確認しないといけない
    Due Dateを設定すべき。
  • Problem 着手するにあたって解決しなくてはいけない問題があり作業着手できない
    担当者以外もこのラベルに注意し、問題解決に取り組まなくてはいけない
  • Issue 議論するべき内容
  • Accept 作業の完了を作業者以外の人が確認した状態
    コメントで誰がAcceptしたか記載しておくと良い
    確認できればだれでもこのラベルをつかってよい

Labelの色がしばらく変わらない場合は項目の粒度に問題がある場合があるのでその項目を見直し細分化することで作業の進捗を把握するといいかもしれないです。2−3時間以内で完了する粒度がいいようです。
chrome://settings/ で起動時にアサインされているプロジェクトのボードを表示するようにしておくのが個人的にオススメです。

#KTP(ふりかえり)
フェーズが終了したらKPTを行います。これはKeep,Try,Problemの頭文字で良かったこと、悪かったこと、改善点を話し合います。
今後のプロジェクトの活動に役立てるのが本質なのでリスト等の資料を作ることはmustではありません。出前のラーメンとかミスド食べながらとか、本来はそんなゆるい雰囲気で話し合うのがいいようです。

例として前回社内でしたKPTで上がった項目の一部を記載します。主にPTの部分

  • API開発の遅れでアプリ開発着手が遅れる
    • テストサーバーのデータが予告なしに削除されることとかがあったのでスタブサーバーを設置し、常に同じ値を返すAPIを作成する
    • モバイル開発用テストサーバーとウェブ開発用テストサーバーで分けて欲しい。
  • Bugの報告
    • 端末情報、スクリーンショットと再現方法を記載する。
  • API周りの動作確認
    サーバーにちゃんとリクエストできてるか確認できるように、ブラウザでサーバーログを確認できるようにしたい。そうすることで、不具合の特定を絞り込める。
  • 会議がとにかく長い
    • ホストを設定しアジェンダを作成。会議中で上がった項目は目的の議題の話し合いの後にする。 そこで「うーん」て考えない。
  • テストデータの作成をアプリ開発側でできるようにしたい
    • データ作成フローを共有してもらう

#技術的な気づきを他のプロジェクトのメンバーに共有する
プログラマーはQiitaを積極的に活用し、知見を共有しましょう。もちろん社外秘なことは公開してはいけないけれど、社外秘なことはビジネスロジック的なことだったり運用のフローだったりもするので、共有されても「???」な内容なので、上手に抽出することで(そう心がけることで)共有したことをうまく伝えられるような気がします。

#とりえあずおわりに
プラクティスの解説の部分について主に書きました。プラクティスやツールの導入の際はアジャイルの概念の理解がスムーズに導入するために役に立つと思います。やはりコンテキストの共有が一番だと個人的に思います。(なので社内で読んでない人は、2章くらいまでは最低でも読んでほしいです)

#追記
デイリースクラムを短時間で終わらせるためのTipsをTwitterで見かけましたのでリンクを貼っておきますね
https://twitter.com/agenteo/status/718540533346373632

4
5
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
4
5

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?