環境
- 吸い出し元のPC: EPSON Endeavor TY5000S1
- BIOSチップ: MX25L3206E
- Raspberry Pi 4B
- Raspbian GNU/Linux 10 (buster) arm7l
BIOSチップはマザボから簡単には取り外せないタイプだったけれどそれのすぐ近くにROM_RECOVERY
というのがあったのでそれをラズパイと繋げSPI経由で吸い出してみた。
間違えていたらごめんなさい
ピンアサイン
ピンアサインはROM_RECOVERY
でググるとHPのマザボ情報がヒットしたのでそれを流用しちゃった
ピンアサイン表([]
の部分はジャンパーピン付き)
ROM_RECOVERY
左ピン名 | 右ピン名 | ||
---|---|---|---|
GND | ■ | ■ | SPI_CLK |
3VSB | ■ | ■ | SPI_MISO |
■ | SPI_MOSI | ||
SPI_CS# | [■ | ■] | SPI_CS# |
マザボとラズパイを接続
EPSONのマザボをシャットダウンしてかつ電源コードを抜き、ボタン電池を取り外したうえで
ジャンパーピンを取り外してから次のように繋ぐ:
マザボのピン | ラズパイのGPIOヘッダー |
---|---|
GND | 20, Ground |
3VSB | 17, 3V3 Power |
SPI_CS#(左) | 24, GPIO 8 (CE0) |
SPI_CLK | 23, GPIO 11 (SCLK) |
SPI_MISO | 21, GPIO 9 (MISO) |
SPI_MOSI | 19, GPIO 10 (MOSI) |
SPI_CS#(右) | 繋がない |
flashromで吸い出す
sudo flashrom -p linux_spi:dev=/dev/spidev0.0,spispeed=30000 -r ty5000s1-bios.rom -c 'MX25L3206E/MX25L3208E'
spispeed=30000
しないとNo EEPROM/flash device found.
になってしまう
参考
- ラズパイ4のGPIOヘッダー情報、画像: https://web.archive.org/web/20200426173228/https://www.raspberrypi.org/documentation/usage/gpio/ (CC BY-SA 4.0)
- マザボの
ROM_RECOVERY
のピンアサイン: https://support.hp.com/ie-en/document/c01925562#AbT19 - flashromでのspispeed: https://origanummajorana.blogspot.com/2018/12/p8h67-v-bios-rom-raspberry-pi-zero-wh.html
ライセンス
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