概要
UbuntuでESP-IDF (Espressif IoT Development Framework) をインストールする手順を説明します。esp-idfはESP32やM5StackなどのEspressifデバイスで使用される開発環境です。
Ubuntu 22.04
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依存関係のインストール
最初に、システムに必要な依存関係をインストールする必要があります。UbuntuやDebianベースのシステムでは、次のコマンドを使います:sudo apt-get install git wget flex bison gperf python3 python3-pip python3-setuptools cmake ninja-build ccache libffi-dev libssl-dev dfu-util libusb-1.0-0
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ESP-IDF のダウンロード
Gitを使用してESP-IDFリポジトリをクローンします:mkdir -p ~/esp cd ~/esp git clone --recursive https://github.com/espressif/esp-idf.git
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環境変数の設定
ESP-IDFの環境変数を設定するために、install.sh
スクリプトを実行します。これにより、ツールチェーンとESP-IDFがインストールされます。cd ~/esp/esp-idf ./install.sh
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ESP-IDFの環境変数をシェルに追加
新しいターミナルセッションごとにESP-IDFの環境変数を有効にするため、export.sh
スクリプトを実行する必要があります。. $HOME/esp/esp-idf/export.sh
これを.bashrc
や.zshrc
に追加して、シェルが起動するたびに自動的に設定されるようにすることもできます。シェルの設定ファイルに追加するには、以下の行を.bashrc
や.zshrc
に追記します。
source $HOME/esp/esp-idf/export.sh
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プロジェクトの作成とビルド
ESP-IDFを使用して新しいプロジェクトを作成し、ビルドしてみましょう。例えば、hello_world
プロジェクトをビルドするには:cd ~/esp cp -r $IDF_PATH/examples/get-started/hello_world . cd hello_world idf.py set-target esp32 idf.py build
これでESP-IDFがLinuxシステムにインストールされ、プロジェクトの開発を開始できます。ESP-IDFの具体的な使い方やAPIについては、公式のドキュメントやチュートリアルを参考にしてください。