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テレワーク用のPC遠隔操作アプリ

Last updated at Posted at 2019-07-09

PCを遠隔操作することは「リモートデスクトップ」、「リモートアクセス」、「リモートコントロール」など、様々な名前で呼ばれています。テレワークの需要が増す昨今において欠かせないものとなっています。ここでは私が検討したPC遠隔操作サービスを紹介します。

はじめに

私の勤務先では、今年からテレワークを積極的に展開することが決まりました。
そして先日、私は上司にテレワーク用のPC遠隔操作ツールの検討を任されるに至りました。

早速「PC遠隔操作」をググってみたところ、膨大な数の製品があることを知りました。
無料アプリなども混ざっているので、正直どの製品が良いのか判断するのに困りました。
各製品のライセンス形態が多岐にわたるため、比較するのも難しかったです。

私と同じような状況の人も少なくないと思うので、皆さんの参考になると思い、この記事を作成しました。

ところで、弊社の条件は合計40人分のPCをリモート可能にすることでした。
この用途に該当する法人向けリモートソリューションを探したところ、以下4製品(全てクラウドサービス)が候補に上がりました。

1) ConnectWise Control

長所

  • 日本語化が上手くできている
  • ユーザー数の制限がない
  • 同時接続数の制限がない
  • 接続元端末の数に制限がない
  • ユーザー権限設定可能
  • ログがきれいに整理されていて、ウェブから見ることができる
  • シングルサインオン対応
  • リモートプリント対応(しかもドライバー不要)
  • 遠隔PCのモンターを黒塗りにできる(しかもドライバー不要)

短所

  • PC登録可能数は自由に指定できず、25、50、100、250、500、750、1,000のみとなる

価格

  • 年額324,000円 (PC50台)

WEBサイト

2) Splashtop

長所

  • ユーザー数の制限なし
  • ユーザー権限設定可能
  • リモートプリント対応(ただし特別なドライバーが必要)
  • 遠隔PCのモンターを黒塗りにできる(ただし特別なドライバーが必要)

短所

  • シングルサインオン非対応
  • 日本語化が中途半端(一部英語のまま)

価格

  • 年額600,000円 (PC40台)

WEBサイト

3) Remoteview

長所

  • リモートプリント対応(ただし特別なドライバーが必要)

短所

  • シングルサインオン非対応
  • クライアントアプリの容量が大きい(50MB以上ある)

価格

  • 年額480,000円 (PC40台)

WEBサイト

4) TeamViewer

長所

  • シングルサインオン対応

短所

  • ユーザー数の制限あり
  • 接続元端末の数に制限あり
  • GUIがごちゃごちゃしていて使いにくい
  • 日本語化が中途半端(一部英語のまま)
  • ログが複雑で、解読しにくい

価格

  • 年額992,000円 (PC40台)

WEBサイト

結論

価格

  • ConnectWise Control: 324,000円 (PC50台)
  • Splashtop: 600,000円 (PC40台)
  • RemoteView: 480,000円 (PC40台)
  • TeamViewer: 992,000円 (PC40台)

結論として、ConnectWise Controlが一番コストを抑えられ、その上PC50台の契約になるのでコスパも抜群です。10台分のライセンスが余るので在宅勤務だけではなく、サーバー管理など他の用途にも利用できそうです。

機能

弊社では既にOffice 365を展開しているので、リモートツールとOffice 365を連携して、シングルサインオンを実現することが理想でした。

上記4製品つのうち、SAML認証に対応しているのはConnectWise ControlとTeamViewerだけでしたので、最終的にこの2つからの選択となりました。

価格と使いやすさを考慮すると、ConnectWise Controlが最適なツールと判断し、導入が決定されました。

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