自分がコードレビューをするときの指針を考えていたので、文章化してみます。ここでのコードレビューとは、共同開発時のプルリクエストに対するコードレビューです。
私がコードレビューで悩んでいたケースのひとつが、このコードには別の書き方もあり、自分としては別の書き方のほうが「好み」だというときです。
プログラミングには、1つの目的を達成するために複数の方法をとれる場合があります。その事自体は悪いことではありません。どの書き方がいいか、好みかというのは個人によって差があります。経験や開発に対する思想によっても違いがでてきます。しかしコードレビューで変更を依頼するときには、明確な理由をつける必要があります。少なくとも私はそう心がけています。
別の表現に変更を依頼するのはコードレビューの目的から逸脱してるのではないだろうか…読みやすさやコーディングスタイルの統一性などを含めたコードの品質の視点から、明確な理由を言えないのに変更を依頼していないだろうか…ということで悩んでいました。
プログラミングには個性がでる。だから別の表現があってもいいのだ。というのが私の今のスタンスです。レビューのときに自分とは違う書き方をするコードを見ても、ああこんな表現もあるんだなとニュートラルな気持ちでいられます。違いをみとめたうえで、変更する合理的理由を考えて、なければそれでよし、という指針を採用しています。
というようなことを考えました。