Windows Application Driver を利用した Windows アプリケーションの自動テスト作成方法

はじめに

Windows Application Driver を利用した xunit のテストプロジェクトの作成方法を示します。

Windows Application Driver が何であるかとかは示していません。

この記事を読んでできるようになること

事前準備

• Windows Application Driver の GitHub ページから、インストーラーをダウンロードして、インストールする
• Visual Studio 2017 をインストールする

手順

• Visual Studio 2017 のプロジェクトを新規作成する
  C# のクラスライブラリ(以降、デフォルトのClass1.csを想定)として作成する
• Nuget Package で、xunit をインストールする(v.2.2.0)
• Nuget Package で、xunit.runner.visualstudioをインストールする(v.2.2.0)
• Nuget Package で、Appium.WebDriver(v.3.0.0.2)をインストールする
• Class1.cs に以下のコードを張り付ける(namespaceは適宜変更のこと)

using OpenQA.Selenium.Appium.Windows;
using OpenQA.Selenium.Remote;
using System;
using Xunit;

namespace WindowsApplicationDriverUnitTest
{
 
    public class TestClass
    {
        [Fact]
        public void WindowsApplicationTest()
        {
            DesiredCapabilities appCapabilities = new DesiredCapabilities();
            appCapabilities.SetCapability("app", @"C:\Windows\System32\notepad.exe");
            var NotepadSession = new WindowsDriver<WindowsElement>(new Uri("http://127.0.0.1:4723"), appCapabilities);

            NotepadSession.FindElementByClassName("Edit").SendKeys("This is some text");

            var NotepadResult = NotepadSession.FindElementByClassName("Edit");

            Xunit.Assert.Equal(NotepadResult.Text, "This is some text");
        }
    }
}

• WinAppDriverを実行する
  C:\Program Files (x86)\Windows Application Driver\WinAppDriver.exe
• テストエクスプローラーで、テストを実行する。Notepadが起動して、自動的に"This is some text"が入力されることが確認される

補足

Step 5 のコード中に、以下の記述がある。

FindElementByClassName("Edit")

これによって、自動操作するコントロールを取得している。

"Edit"というキーワードは、inpsect.exe を実行することで取得できる。

詳細は、GitHubの公式サイトに記述されている。

• WinAppDriverCalculatorOverview
  inspect.exeを実行してIDを取得している動画
• Inspecting UI Elements

参考にさせていただいたサイト

• Windows Application DriverでWindowsアプリケーションのテストを自動化しよう
• Windows Application Driverを試してみました。