業務をする上で必ず「わからないこと」が出てくると思います。
今回は、この「わからないこと」について、自分なりに考えていることなどをまとめました。
具体的には、「わからないこと」を質問したい時、どうすればいいか?ということと、
質問された時、どう答えてあげたらいいか?についてまとめました。
「わからない」とは?
作業進めていると、下記のようになってしまうことはありませんか?
「全体的にわからない」
「ここが動かなくなっちゃった、なんでだろう」
「資料読んだけどさっぱりわからない」
こうなると、調べたり考えたりしてもわからなくなってしまうから、上司や先輩に質問をしにいきますよね。
でも、この状態で質問してしまうと、受け取った側としては、
「全体的ってどこがわからないの?」
「変な処理があるんじゃない?そこ確認したらいいでしょ」
「資料を読んだらわからないことなんて無いと思うけど」
と答えざるを得なくなってしまうと思うんですよね。
そうなると、余計に自分の頭を悩ましてしまいます。
なので、まずは、どこがわからないのかを突き詰めることが大事になってきます。
どこがわからないのか考える
「わからないこと」があると、ストレスを感じますよね。
どこから手をつけたらいいの?どうやって実装したらいいの?だとか、先へ進めなくて疲弊します。
そのストレスを解消するためにおすすめなのが、「どこがわからないのか」を紙に書き出していくことです。
例えば、「この用語がわからない」だとか、「この処理が動かなくてわからない」だとか。
そういうのを全部紙に書き出してみましょう。
そうすると、自ずと、「どこがわからないのか」が見えてくると思います。
出てきた疑問を調べ、考えることで、「わからないこと」が徐々に解消されていきます。
また、わからないままだとしても、「どうしてわからないのか?」に思考が変化しているはずです。
「わからないこと」を細分化することが、自分が知りたいこと・聞きたいことにつながってきます。
質問する時、考えること
もしあなたが質問される側だとして、「わからないんです!」と言われても、
「こっちも何を教えてあげたらいいかわからないよ!」となってしまいますよね。
なので、予め「どういった質問をすれば回答がもらえるのか」を考えるのが大事です。
「「わからない」とは?」で出した質問例を使って考えてみます。
「全体的にわからなくって…」
→「この部分の、この記述の意図わからないので教えていただきたいです」など、具体的にする
「ここが動かなくなっちゃって…」
→自分で作成した処理だとしたら、
「Aの処理は動いていますが、Bの処理から動かなくて、原因がわからないんです」など、どこまで動いているのか?を相手に伝える
または、「このURLのこの実装を参考に作成したんですけど、うまくいかなくて困っています」など、どのように対応してみたのか?を伝える
「資料読んだんですけど、わかんなくって…」
→「この用語を調べたんですが、どういう意味で使われているかがわからないです」と質問をしたり、
「資料の中の、この部分をどのように実装したらいいかから、理解できていなくて教えていただきたいです」と伝える
大事なことは、「自分が、どこがわからないのか?」を詳細に伝えることになってくると思います。
また、質問する際には、下記を意識するといいです。
・質問内容を予め紙にメモしておく
・いくつか質問がある場合は、質問する際に「◯点ほど質問があります」など、先に伝える
・何を参考にしたのか、どのような対応を行なったのかなど、自分がやってみたことを伝える
そうすることで、相手にも自分にも負担にならない質問ができるようになります。
質問された時、考えること
質問された時に気をつけることは、「すぐに回答を出さないこと」ではないでしょうか。
一旦、質問内容を受け止め確認をしてから回答するのが大事になってくると思います。
例えば、「ここのページの編集って、どうやってやったらいいですか?」と質問されたとします。
ノータイムで「え?自分で考えて編集したらいいよ」って答えちゃいそうですが、これではダメですよね。
まずは相手の質問内容を確認してから、回答をするようにしましょう。
質問者「このページの編集って、どうやったらいいですか?」
「このページの編集方法がわからないんですね?」
質問者「そうです。管理画面などがありますか?」
「そうですね、管理画面の中に〇〇というページがあるので、そこから編集してください。管理画面のURLなどの詳細は、先ほどチャットで送ったので確認してもらえますか?」
質問者「わかりました。」
こんな感じになるんじゃないかな?と。
質問された時、絶対に言っちゃいけないとのは、
「なんでわからないの?」とか、「自分で考えて」のような、相手を責めたり突き放してしまうことだと思います。
まず相手の質問を聞き確認して、考えてから回答してあげましょう。
また、質問があるということは、そもそも、自分のタスクの振り方に不備があったのでは?と考えるのも大事です。
長年一緒に仕事をしてきた相手だったら、詳細に伝えなくてもやってもらえるかもしれませんが、
新入社員や、初めて同じチームになったメンバーの場合、わからないことだらけなのが当たり前です。
なので、「私なら/〇〇さんなら、これでわかるのにな〜」ではなく、詳細までわかるように伝えてあげましょう。
まとめ
長々と書きましたが、まとめると下記になります。
質問する時に気をつけること
・質問内容を予め紙にメモしておく
・いくつか質問がある場合は、質問する際に「◯点ほど質問があります」など、先に伝える
・何を参考にしたのか、どのような対応を行なったのかなど、自分がやってみたことを伝える
質問された時に気をつけること
・相手を否定しない、突き放さない
・質問された内容を復唱して、確認してから回答をする
・そもそも自分の伝え方に不備があったのでは?と考える
→タスクを詳細に伝え直す+どこまでわかったか?を確認してあげる!
何年も働いていても、「わからないこと」はたくさん出てきます。
わからなかったらたくさん質問しましょう。