TL;DR
- 今までProjectSettingsで設定していた項目を、いい感じにしてくれる機能
- HDRP(高画質)とLWRP(軽量)という2つの構築済みSRPで気軽に使える
- Standard Sharderが使えないなど、一部制約もあったりするので注意
はじめに
Scriptable Render Pipeline(SRP)のなんとなくの雰囲気を知るためのメモです。
参考リンクも付けているので、正確な情報は各自調べてください。
用語
- ビルドインレンダーパイプライン
- 従来の描画システム
- SRP: Scriptable Render Pipeline
- いい感じにカスタマイズが出来る機能
- 基本的に構築済みSRPを調整する形で使うことが推奨されている
- HDRP: High Definition Render Pipeline
- SRPの高画質な構築済みSRP
- Shader GraphとPost-Processingが含まれている
- LWRP: Lightweight Definition Render Pipeline
- SRPの軽量な構築済みSRP
- Shader GraphとPost-Processingが含まれている
- 全てのVRプラットフォームに対応
どこから導入できるの?
Unity2019.xだとプロジェクトの新規作成時に選べる。
- HDRPはビルドイン/LWRPと互換性がないため、この時点で決定する必要がある(多分)
- サンプルシーンに設定済みのSRPが含まれる
既存のプロジェクトに導入する場合は、PackageManagerから。
- Core RP Library
- SPRを熟知している人が構築済みSRPを使わずにカスタマイズする時に使うライブラリ。
- 構築済みSRPを使う場合は不要
- High Definition RP
- HDRP
- Lightweight RP
- LWRP
LWRPの場合使えないシェーダーがあるが、以下のメニューより良い感じに置き換えてくれる
どこで紐付いてるの?
Graphic Settingsで設定できる
Quality Settingsで設定していたような項目が、SRP用のScriptableObjectで設定できるようになった感じ。
_左: SRP未設定状態のQuality Settings, 右: LWRP-HightQuality_ _SPRを適用すると設定項目が減る_