祝!! 18.04 LTSリリース!
2018年4月26日に無事18.04(コードネーム: Bionic Beaver)がリリースされました!!(拍手!
この記事では主に16.04からの変更点をざっとまとめてみたいと思います.
俺はリリースノートみたら十分だぜって方はこちらに公式のURL載せときますね.
Ubuntuとは(一応)
- DebianベースのLinuxディストリビューション
- デスクトップ用,サーバ用以外にもクラウドやIoT用にも展開している
- Canonical社がバックについてくれている
変更点
17.10や17.04までに変更された点も含まれています.また筆者は16.04を全然使ったことがなく17系からUbuntuを使いだしているので落としてる事項もあるかもしれませんのでご了承ください.
Linux kernel 4.15
Spectre/Meltdownにもきちんと対応したカーネルにアップデートされています.
net-toolsからiproute2へ
こちらは17系からあってましたね.ifconfigやarpなどを始めとするnet-toolsからipコマンドを筆頭とするiproute2に移行しています.
ifupdownからNetplanへ
ifupdown (ifupコマンド,ifdownコマンドと/etc/interfaces)からNetplan(/etc/netplan)への変更だそうです.コンフィグをyamlで管理するのか「やったー」思いつつなんで移行したんだということはサイトのRequirementsに書いていました.遠隔でMTUを操作できたりとかできるっぽい?,あとはEC2やAzure variantsへの対応などだそう.
openjdkのdefault versionが JDK10へ
JDKのバージョンアップだそうですが,2018年9月にはJDK11がでるのでそのあとは11がdefaultになるそう
詳しくはこちら
各種プログラミング言語のアップデート
こちらはリリースノートで確認ください!
pythonだけ話ししますね
python2はデフォルトでインストールされなくなりました.またpython3は3.6にアップデート.次回のLTSからpython2がmianでは入らなくなるそうです.(brewはpython2じゃ3じゃとバタバタしてたのでスムーズに行くといいなとか思ってます.)
gnupg1から2へ
gnupgとかいう暗号化のパッケージがあったのか.... 勉強不足なので勉強して追記します.
Desktop版変更点
UnityからGnomeへ
ろくに16.04を使ったことがないので正直どうでもいい(マサカリが飛んできそう 怖いので下ろすかコメントで僕にUnityの良さを伝えていただけると嬉しいです.) 16.04は大学の共用マシンでほんのすこしだけ触っただけなんですごめんなさい.
WayLandへの移行
17系はXorgからWayLandへの移行が進んでました.まあ17.04リリース時はmozcが対応してなくてWayLandで日本語が打てずにXorgを使ってた人も多いんじゃないんでしょうか(そして17.10にあげてデフォルトのまま気づかずWayLand使ってました) .
とはいえ今回18.04ではデフォルトはXorgへ戻りましたね.不具合多かったからでしたっけ?(裏取りができてない).個人的にはTweetDeck使ってるときXorgだと挙動がおかしかったりしたのでWayLand頑張ってほしい
L2TP over IPSecの標準使用可能
やっときた......
従来だとl2tpとipsecをインストールしてゴチャゴチャ設定をしていたL2Tp over IPSec,SoftEther Clientでゴチャゴチャやるという手段と僕はとっていました.それがなんと今回!
できるようになりましたー(拍手!)
こちらの記事です! そういえばppaでも出てたはずだけどこれとは別なのかな
スワップパーティションからスワップファイルへ
17.04のときから選択できるようになってました.記事
クライアントは今どき結構メモリ積んでるしそんなにいらないでしょうという時代の流れですかねぇ.
記事2
Server版変更点
32bit版ディスクイメージ廃止
だそうです
新しいインストラーの採用
こんな感じですね
ntpdからChronyへ
ntpdからChronyに移行したそうです.ntpdとの比較はこちら
(これクライアントもなってるか確認できてない)
思ったこと
ネットワーク周りがかなり変わっているので移行はかなり慎重になったほうが良さそう.サーバだけ,クライアントだけの変更点というよりは共通の変更点が多いですね.開発中にいろいろ事件があったりしたので開発チームのみなさんはおつかれさまでした.まだまだ不足があるとおもいますので,参考文献の1つ目やリリースノートも確認されると誤りがないかと思います.
参考文献
- https://www.ospn.jp/osc2018-spring/pdf/OSC2018_TokyoSpring_Ubuntu.pdf
- Software Design 2018年5月号 (いい感じでまとまってました!)