AWSの勉強の過程でPowershellのSSHクライアントの存在を知ったので,軽く使ってみましたというページ.
基礎的な用語の話
Powershell
雑に言えば,cmd.exe
よりも多くの機能を備えた,Windows OS上のコマンドラインインタフェースのこと.極めれば,多くの自動処理をWindows上でも実行可能となる.スクリプトファイルの拡張子は.ps1
である.
SSH
リモート端末にアクセスしてコマンド操作を行うためのプロトコル.通常は22番ポートが用いられる.SSH用のソフトウェアとしてはOpenSSHが有名であり,今回扱うクライアントもそれベースとのこと.
SSHクライアントのインストール
経緯
これまでWindows上でSSHを行う場合はTera Termなどのクライアントをインストールするのが鉄板で,今回もそうしようと思ったのだが,なにやら「最近のWindowsではSSHクライアントが普通に入っているよ」という話だったので,試すことにした.
参照リファレンスと導入結果
結論から言うと,俺の端末には標準で入っていた.ただ,これは通常のケースではないと思うので,上記リンクの手順に沿う必要が本来はあると思う.
早速,Powershellを立ち上げて,以下を実行.当たり前だが,EC2インスタンスの用意と鍵の生成は事前に実施している前提.
PS C:\Users\XXX> ssh
usage: ssh [-46AaCfGgKkMNnqsTtVvXxYy] [-B bind_interface]
[-b bind_address] [-c cipher_spec] [-D [bind_address:]port]
[-E log_file] [-e escape_char] [-F configfile] [-I pkcs11]
[-i identity_file] [-J [user@]host[:port]] [-L address]
[-l login_name] [-m mac_spec] [-O ctl_cmd] [-o option] [-p port]
[-Q query_option] [-R address] [-S ctl_path] [-W host:port]
[-w local_tun[:remote_tun]] destination [command]
PS C:\Users\XXX> ssh -i <鍵のパス> <アカウント名>@<EC2のパブリックDNS>
Welcome to Ubuntu 18.04.2 LTS (GNU/Linux 4.15.0-1044-aws x86_64)
(中略)
ubuntu@ip-10-0-0-145:~$
というわけで,ログインは問題なく実行できたが,問題はこの直後の操作結果.わかりやすくスクショを貼付.
実行したのはただのls
コマンドだが,青い背景に青文字という,絶望的な視認性の表示となった.
文字色のカスタマイズ
色々な対処法が世間で紹介されているが,一番手っ取り早い方法は,上記リファレンスの後半で語られている「powershellのプロパティをイジる」だと思う.
powershellを立ち上げた状態で右クリックのコンテキストメニューを開き,「プロパティ」を選択する.すると,配色やフォントを変更できるので,プレビューを参照しつつ変更し,「OK」ボタンを押下.これで永続的に変更が反映される.