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入力機器がないときに気合でGUI環境をセットアップする方法

Last updated at Posted at 2023-04-20

概要

ラズパイ本体と電源しかない人や、ディスプレイやマウス、キーボードを接続するのが面倒な人向けに気合でGUIが使えるようにセットアップする方法です

最低限必要なもの

  • ラズパイ本体
  • ラズパイの電源
  • SDカード
  • SDカードリーダー
  • 有線LANをさせるPC(アダプタでも可)
  • LANケーブル

の6点があればなんとかなります

やり方

Step1 OS書き込み

OSをSDカードに書き込みを行う

RaspberryPiImagerをダウンロードをし起動、OSとSDカードを選択

選択したら右下の歯車ボタンから設定を開く

Untitled.png
そしたら詳細な設定という画面が出で来るので、ホスト名、SSHを有効化、ユーザー名とパスワードを設定するの項目を設定していく

ホスト名は好きなもので構わないが今回はraspberrypiとして設定する
SSHはパスワード認証を使う
ユーザ名とパスワードは好きなものを設定する

Untitled 1.png
できたら、保存をして書き込む

Step2 PCと接続

SDカードをラズパイに差し込んだら、PCとLANケーブルでつなぐ

電源を入れ、起動するまで待ったうえ、windowsのターミナルを立ち上げる

そしたらコマンドでSSHというツールを使ってラズベリーパイに接続を行う

ssh [設定したユーザー名]@[設定したホスト名]

するとパスワード入力を求められるので先ほど入力したパスワードを入力(パスワード入力前にフィンガープリントが表示された場合は yesと入力)
Untitled 2.png

こんな画面が表示されたらラズベリーパイに接続できている

Step3 VNCサーバーセットアップ

ここはRDPツールであればなんでもいいのだが、今回は標準搭載されているVNCを利用する

先ほど接続したターミナルから

sudo raspi-config

を実行する

するとこのような画面になると思うので矢印キーとエンターで3番のInterface Optionを選択

Untitled 3.png

3番のVNCを選択
Untitled 4.png

Yesで有効化
Untitled 5.png

この画面が出たら成功
Untitled 6.png

OKを押したうえでESCキーで戻る

これでラズベリーパイ側のセットアップは完了

Step4 VNCクライアントのセットアップ

VNCクライアントをPCにダウンロードしインストールする

クライアントは複数の種類があるがどれを使っても問題ないのだが

今回は公式のクライアントを利用する

インストールはすべてデフォルト設定のままで問題ない

起動するとアカウント作成を求められるが作らなくても利用はできるので今回はskipする

File>New connectionで接続プロファイルを作成する
Untitled 7.png

VNC Serverには書き込み時のホスト名

Nameは自分が分かるものを設定する
Untitled 8.png

OKを押してできたプロファイルをダブルクリック

最初に接続する場合は同意を求められるので、Continueで接続
Untitled 9.png

UsernameとPasswordを求められるので書き込み時に設定したものを入力
Untitled 10.png

接続出来たら成功
Untitled 11.png

Step4.1 VNC接続がラグかったり、見切れている人へ

先ほど接続したsshを利用して設定を変更していく

標準搭載されているエディタを使って設定ファイルを編集する

エディタは何でもいいのだがここではvimを使い編集する

エディタは何でもいいです(宗教戦争回避)

sudo vi /boot/config.txt

ファイルを開き下のような画面になったら
Untitled 12.png

:set nocompatible

を入力することで矢印キーで移動できるようになる

そしたらmax_framebuffers=2をコメントアウト(コマンドは以下)

/max_framebuffers   (max_framebuffersを検索)
i                   (インサートモードに変更)
#max_framebuffers=2 (コメントアウト)
[ESC]               (エスケープキーを押してノーマルモードに変更)
:wq                 (上書きして終了)

できたら

sudo shutdown -r now

で再起動

これでサクサク快適に動くようになる

Step5 設定言語の変更

SSHで接続しため、すべての設定がデフォルトのままとなっているので日本語に直していく

VNCからGUIで操作する

左上のロゴからPreference>RaspberryPiConfiguration
Untitled 13.png

Localisationからすべての設定を変更していく
Untitled 14.png

Locale

Language: JP
Character Set: UTF-8
Untitled 15.png

Timezone

Area: Asia
Location: Tokyo
Untitled 16.png

KeyBoard

使っているものを選択してほしい

(筆者はこれ)
Untitled 17.png

WirelessLAN

Country: JP
Untitled 18.png

これですべての設定ができたので再起動する

Step 6 インターネットにつなぐ

有線LANはPCと接続しているので無線でつなぐ

右上の矢印のマークからつなぐことができる
Untitleaaaaad.png

これですべてのセットアップが完了した

入力機器がある場合のセットアップ

ラズベリーパイをキーボードとマウスで操作できる場合は非常に簡単にセットアップできる

ロゴマーク>設定>Raspberry PIの設定>インターフェース>VNC を有効化する
Untitled 20.png

そうすると右上にマークが出るのでクリックするとIPアドレスが表示されるのでこれをVNCに入力する
Untitled 21.png

これで終了

セットアップ時にホスト名を入力していればそれでも接続できるはず(未検証)

おわりに

だいたい気合で何とかなる

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