XAMPPはApacheとMySQLとPHPとPerlがセットになったソフトウェアです。Windows、Linux、Macそれぞれで利用でき、自分のマシンを簡単にWebサーバーにすることが出来ます。
今回はMacの場合の利用方法を書きます。
XAMPPのインストールとセットアップ
XAMPPをインストールする。
XAMPP Installers and Downloads for Apache Friends
/Application/XAMPP
下にインストールされる。
/Application/XAMPP/xamppfiles/etc
下にApacheの各種設定ファイルが有る。
httpd.confの設定
/Application/XAMPP/xamppfiles/etc/httpd.conf
Apacheの実行ユーザーを自分に変更
<IfModule unixd_module>
#
# If you wish httpd to run as a different user or group, you must run
# httpd as root initially and it will switch.
#
# User/Group: The name (or #number) of the user/group to run httpd as.
# It is usually good practice to create a dedicated user and group for
# running httpd, as with most system services.
#
User niwatako
Group staff
</IfModule>
Apacheが外部に公開するディレクトリ(DocumentRoot)を~/www
に変更
#
# DocumentRoot: The directory out of which you will serve your
# documents. By default, all requests are taken from this directory, but
# symbolic links and aliases may be used to point to other locations.
#
DocumentRoot "/Users/niwatako/www"
ディレクトリ~/www
についての設定を追加
<Directory "/Users/niwatako/www">
# ディレクトリに対して使用可能な機能の設定
## Indexes ディレクトリにindexファイルがない時、内容の一覧を表示
## FollowSymLinks シンボリックリンクを許可
## ExecCGI CGIスクリプトの実行を許可
## Includes SSIを有効化
Options Indexes FollowSymLinks ExecCGI Includes
# .htaccess での設定の上書きを許可
AllowOverride All
# 全てのアクセス元からのリクエストを許可
Require all granted
## IPを叩けばこのサーバーにアクセスできる。
## パブリックなLANや勉強会の共有Wi-Fiにつなぐと
## 客先に関係するテストページが見えてしまうことになり得るので注意。
## 特定IPからの接続のみ許可する場合は
## Require ip xxx.xxx.xxx.xxx
</Directory>
index.htmlファイルの作成とApacheの起動
~/www/index.html
ファイルを以下の様な内容で作成
<!DOCTYPE html>
<html lang="ja">
<head>
<meta charset="UTF-8">
<title>テストページ</title>
</head>
<body>
XAMPPサーバーがページを表示しています。
</body>
</html>
XAMPPを起動して、ApacheをStartしてみましょう。
無事Startさせることができたら、ブラウザでhttp://localhost/へアクセスして、XAMPPサーバーがページを表示しています。
というページが表示されるか確認します。
Apacheが起動しない場合
エラーメッセージをヒントに原因を探します。
httpd.confの記載内容に間違いはないですか?タイポや全角スペースなどが混じっていないか気をつけます。
ポート80番が既に利用されていて起動できないことがよく有ります。ポート80を他のアプリが利用していないか確認して下さい。
Skypeなどがポート80番を使用している場合があります(最新版はしていないかも)。確認の上、使用しているアプリがあれば同時起動を避けるか、そのアプリの設定からポートを変更して下さい。