本記事の内容は己の内にのみ留めてください。
他人に押し付けることをせず、他人には大きなリスペクトを...
はじめに
学生時代からパソコンに触れ、その延長線上に立ち、仕事として触れ続けいる今。
いわゆるITの専門家として手に職をつけたはずだが、一体全体いつから専門家になったのか
いつになったら専門家になれるのか。いったいつまで入門者の気でいるのか。
これらの答えはいつまで経っても見つけられていない。
けれどもこういった焦燥感と向き合っているうちにいくつか刺さるものを発見することができた。
これらを本記事では呪いと呼ぶ。
せっかく言語化したので共有していこうと思う。
これがもし、誰かの目に留まったならば、僕のこの文章が少しでも心に残ってくれますように。
もし可能ならば共に呪われますように。
夏目漱石「こころ」
精神的に向上心のないものは、馬鹿だ
どうやら高校二年生の国語の教科書に収録されてるらしい。
高校から呪ってきた呪いの中の古参。
精神的な向上とは、古典から人生を学んだり、自己修養に励んだりすることと解釈しています。
それを忘れて遊ぶことや異性に恋することに興じているような人間は、
発言者からみたら、精神的に向上心のない者であり、馬鹿としか見えないと。
この呪いの言葉で登場人物が殺されている。
きっと僕も立ち止まったら殺されるのだろう。
今ではない未来に。
「エンジニアとして生き残るために」
全てのエンジニアに向けて「エンジニアとして生き残るために」 NTTコミュニケーションズ技術顧問・和田卓人氏 - Shines|ドコモビジネス|NTTコミュニケーションズ
先ほどの「精神的に向上心のないものは、馬鹿だ」という言葉は概念的に刻み込まれたものに対し、
こちらは具体的な行動指針を伴ってくれる。
その分、これを達成しなかった場合はきっとITエンジニアを辞めるのだろうなという恐怖がある。
当日の講演資料も含めてとにかく読んで欲しい。
そして生まれた呪い
「こころ」によって立ち止まることを禁止され、
「エンジニアとして生き残るために」によって具体的な行動指針を与えられた僕は、これらを実行するようにしている。
- 毎日1度は業務以外のコードに対してコミットする
- 月に1度は勉強会に参加する
- 4半期ごとに最低1冊は技術書を読む
- 年に1度は新しい言語を学ぶ
- 年に1度は登壇、もしくはブログを書く
おわりに
これらを今年の後半から実行し始めることにより、幾ばくかの形容し難い焦燥感から解放された。
しかし、この焦燥感を文字に起こしたことにより呪いと成ってしまった。(共有しちゃってごめんね。)
僕はこの呪いに苦しまされ続ける限り、エンジニアとして働いていけるのだろう。
ITエンジニアとしてこの先生きのこることができるのだろうか。