はじめに
持ち運びデモ用に丁度いいかな?と思い、Amazonで売っているラズパイ用の3.5インチLCDを買ってみた。
商品はこちら。実用性はともかく、割と高い解像度まで対応しているらしい。
Kuman 3.5インチ 小型 HDMI モニター
が、ぐぐって出てくるドライバーを入れて設定するとブート画面で止まってしまった。最終的に動作しれくれたが、別途色々調べた結果をメモしておく。
ドライバーのダウンロード先
LCD-show-180331.tar.gz
※2018/06/25時点での最新。念のため実施時点でのバージョンはチェックして下さい。
$ wget https://www.waveshare.com/w/upload/3/34/LCD-show-180331.tar.gz
ダウンロード後のインストール
$ tar xzvf LCD-show-180331.tar.gz
$ chmod -R 755 LCD-show
$ cd LCD-show
展開したフォルダ内を見ると色々とドライバー類などが入っているが、今回関係あるのは3.5inch系のLCD35*
のファイルのみ。末尾に解像度がついているものなどあるが、お好みで実行。個人的によさげだったのは800x480のかな。
$ sudo ./LCD35-show
実行すると自動でリブートかかって立ち上がってくる。
気に入らない場合
上手く行かなかったり、元に戻したい場合は
$ sudo ./LCD-hdmi
を実行すれば切り戻し出来る。
キャリブレーション
このタッチパネル、初期状態だとかなりずれているのでキャリブレーションが必須。以下を実行すること。
キャリブレーションツールのインストール
$ sudo apt-get install -y xinput-calibrator
メニューの設定にCalibrate Touchscreen
が出来ているはずなので実行。実行し終わるとターミナルに
Section "InputClass"
Identifier "calibration"
MatchProduct "ADS7846 Touchscreen"
Option "Calibration" "160 3723 3896 181"
Option "SwapAxes" "1"
EndSection
こんなのが表示されている(内容は環境によって変わる)はずなので、これをコピー。その後
$ sudo nano /etc/X11/xorg.conf.d/99-calibration.conf
で同一記述がある所に上書きコピペして保存。その後再起動すればOK。
おしまい
これで使えるようになっているはず。ちなみにこのLCD、別にラズパイ専用ではないのでHDMIの入力であれば色々受け付けると思われる。試しにミニファミコンを接続してみたら、案外まともな反応速度で表示されました(笑)