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bochsをビルド(GUIはSDL2)、試しに動かす。

Last updated at Posted at 2022-04-02

bochsをビルド(GUIはSDL2)、試しに動かす。

環境 : macOS Monterey 12.2.1

あんまり、bochsの情報が載っていない気がしたので、書いてみることにしました。以下のコマンドでbochsを使おうとしましたが、デフォルトのGUIシステムが上手く動かなかったです。

brew install bochs

そこで、SDL2でビルドし直すことにしました。

bochsのバージョンは、2.6.11です。

bochs-2.6.11.tar.gzをダウンロードしてきます。

解凍して、ターミナル上で

cd bochs-2.6.11
./configure --with-sdl2 --enable-debugger
make

とするだけです。--with-sdl2を渡すと、GUIライブラリにSDL2を使ってくれます。ない人は、SDL2を用意しておきましょう。--enable-debuggerはbochs内でOSのデバッグが行えるような仕組みを用意してくれます。

試しに、動かしてみることにします。

bochsは、qemuとは違って、テキストベースの設定ファイル.bochsrcを用意して、それを渡さないといけないみたいです。

.bochsrc
floppya: 1_44=floppya.img, status=inserted
boot: floppy
romimage: file=./bios/BIOS-bochs-latest
vgaromimage: file=./bios/VGABIOS-lgpl-latest

意味が分からないと思うのですが、4.3. The configuration fileを参照すれば、分かります、
BIOS-bochs-latestやVGABIOS-lgpl-latestは、bochs-2.6.11/biosディレクトリにあります。

floppya.imgははりぼてOSを入れたディスクイメージです。

試しにはりぼてOSを動かしてみることにしました。
ターミナル上で、

./bochs -q -f ./.bochsrc

と打ち込んでみてください。

すると、スクリーンショット 2022-04-02 14.51.00.png

上の画像のようにプロンプトが表示されると思います。

<bochs:1> c

cを打ち込むと、

スクリーンショット 2022-04-02 14.52.33.png

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