まず適当なフォルダを作成して、チュートリアルを参考に必要なファイルをフォルダ内に配置します。必要なのは以下のファイルです。
- manifest.json
- background.js
- calculator-128.png
- calculator-16.png
- window.html
manifest.json以外の名前は任意ですが、チュートリアルの通りにmanifest.jsonを記述する場合は上記ファイル名になります。
ファイル一覧
{
"name": "Hello World!",
"description": "My first Chrome App.",
"version": "0.1",
"manifest_version": 2,
"app": {
"background": {
"scripts": ["background.js"]
}
},
"icons": { "16": "calculator-16.png", "128": "calculator-128.png" }
}
chrome.app.runtime.onLaunched.addListener(function() {
chrome.app.window.create('window.html', {
'outerBounds': {
'width': 400,
'height': 500
}
});
});
<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
</head>
<body>
<div>Hello, world!</div>
</body>
</html>
ビルド設定
ここからがVS Codeの本領発揮です。このフォルダをVS Codeで開きます。開いたらCtrl+Shift+B
を押します。
すると、No task runner configured.(タスクランナーが設定されていません)というメッセージが出ます。
このメッセージが出たら、Configure Task Runner(タスクランナーを設定する)をクリックしてください。
すると.vscode/tasks.jsonというファイルが作成されて、tasks.jsonを開いた状態になります。
tasks.jsonにはテンプレートとしてTypeScript用の設定が記述されています。今回はTypeScriptではないのでいったん全て削除して、下記内容で書きまえます。
{
"version": "0.1.0",
"command": "C:\\Program Files (x86)\\Google\\Chrome\\Application\\chrome.exe",
"isShellCommand": true,
"showOutput": "silent",
"args": [
"--load-and-launch-app=${workspaceRoot}"
]
}
"command"
に指定するのはChromeのインストールされているフルパスです。Windowsだったら上記パスだと思いますが、違う場合は各自の環境に合わせて設定してください。
調べ方はデスクトップのショートカットアイコンを右クリック→プロパティ→リンク先を見るのが簡単です。
ここまで設定したら、VS Codeでもう一度Ctrl+Shift+B
を押します。今度はビルド設定がされているので、Chromeアプリが起動するはずです。
Chrome Dev Editorが終了してしまって手軽にChrome App開発をするのが難しくなったかと思ったけど、これならいけそうです。