Booでevaる。

evalが欲しい

Boo以外のプログラミング言語によくある eval は無くてもなんとかなることは多いですが、稀にどうしても欲しくなるときがあります。

実装

次のプログラムは引数の文字列 Boo プログラム prog を実行するメソッド eval です。prog は、eval() を実行した環境のロード済みアセンブリと同じものをロードした状態でコンパイルされます。

import Boo.Lang.Compiler
import Boo.Lang.Compiler.IO

def eval( prog as string ):
	compiler = BooCompiler()  # コンパイラ作る。
	p = compiler.Parameters
	p.Pipeline = Pipelines.CompileToMemory()  # memory上にアセンブリ出力するコンパイラパイプライン。
	# 今実行中の環境にロードされているアセンブリをコンパイル時に参照する。
	for asm in System.AppDomain.CurrentDomain.GetAssemblies():
		p.References.Add( asm )
	p.Input.Add( StringInput( 'テキトーな名前', prog ) )  # evaるプログラムを入力にする。
	result = compiler.Run()  # コンパイル。
	result.GeneratedAssembly.EntryPoint.Invoke( null, (null,) )  # 結果の実行開始ポイントになるメソッド起動。

こんな風に使います。

eval """
a = "hello world!"
print "a=${a}"
""" 

結論

かっこいい読み方は「エヴァる」。