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ウィキデータ x シビックテックの可能性

Last updated at Posted at 2017-12-23

はじめに

今年に入って全国でウィキペディアタウンが盛んに開催されている。どのくらい開催されているかは、アウトリーチを読めばわかる。非常に長いリストとなっていてページ分割の話が出ている程だ。

【参考】 プロジェクト:アウトリーチ‎ | ウィキペディアタウン

大山街道を舞台に開催しているウィキペディア街道「大山道」も、本日で第14回目を開催となり、地元の名所・旧跡を対象にこれまで計37本の新規記事を作成してきた。そんな中で新たな試みとしてウィキデータ勉強会を開催した。

ウィキデータとは

ウィキデータは「ウィキデータ:はじめに」によると「自由・共同作業・多言語・二次情報を特徴とする、構造化データのデータベース」だ。

今回の勉強会では、これまで作成してきたウィキペディア記事を対象にウィキデータの登録作業を行った。対象記事に関して項目(item)、属性(property)、値(value)を登録する。例えば「宿場」の記事であれば、宿場周辺の風景画像、位置座標として緯度経度情報、コモンズのカテゴリ等のデータを登録する。

登録内容はデータベースに格納され、SPARQLクエリーによる検索が可能となる。

【参考】 スライドシェア:記事を書いたらウィキデータに入力しよう!

ウィキデータの登録画面
スクリーンショット 2017-12-23 23.31.25.png

ウィキデータを活用したアプリケーションの可能性

ウィキデータを活用したアプリケーション作品例(小池さん作)
地図と位置情報によるウィキデータビューア

自分の現在地付近にあるウィキデータ情報を地図上に表示。ウィキペディア記事と連動させることで付近の記事の存在を知ることも可能だ。

スクリーンショット 2017-12-24 0.28.31.png

ウィキペディアタウンで、地元の名所・旧跡データを蓄積することに加え、ウィキデータを駆使することで、地域向けアプリケーション作りの可能性が広がっていく。今後これを活用したサービスが次々出てくるのではないと感じた。

ウィキペディア街道は来年も6回の開催を予定している。その中でウィキデータへの取り組みを進めていく予定である。

【参考】 ウィキペディア街道プロジェクト

以上

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