はじめに
アプレンティスというエンジニアの学習サービス内で現在行っているポートフォリオの開発において、自分が感じたこと、気をつけた方が良いと思ったことをまとめてみました。
アプレンティスについて、気になる方は👇のリンクから概要等見てみてください!
要件定義で見つけた「落とし穴」
プログラミング学習をある程度終えて、
「よし、ポートフォリオ作るぞ!」
そう意気込んで、どんなサービスを作るか考え始めた時って、本当にワクワクしますよね。私もまさにそうでした。「こんな機能があったら便利そう!」「あれもこれも盛り込みたい!」って、アイデアが無限に広がっていくんです。気がつけば、機能がモリモリに……。
まだ開発自体には着手していないんですけど、この要件定義の段階で、いくつか「これは大事だぞ……!」と感じたことがあります。それは、 「欲張りすぎないこと」 と、 「誰かの『困った!』を解決できること」 の2点です。
1. 「欲張りすぎない」MVP思考で「できること」を見極める
要件定義って、サービスの未来を思い描く、とっても楽しい時間です。でも同時に、「どこで線を引くか」を真剣に考える、ちょっぴり頭を悩ませるフェーズでもありました。
私はこの段階で、「最小限の機能で、最高の価値を提供できるもの」、つまり**MVP(Minimum Viable Product)**を意識することにしました。なぜなら、こんな風に考えたからです。
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開発期間の不安をなくしたかったから
機能が際限なく増えていくと、「これ、いつ完成するんだろう……」って、途方に暮れそうになるんですよね。特に、本業や勉強と並行してポートフォリオを作る場合、途方もない期間が見えるとモチベーションが保てなくなる気がしました。だから、「今回は〇ヶ月でここまで!」と具体的な目標を立てるために、機能を絞り込むのが賢明だと感じました。 -
コア機能に集中して、自信を持てるものにしたかったから
あれもこれもと欲張ると、結局どれも中途半端になりがちだなって。要件定義の段階で「これだけは譲れない!」っていう、サービスの核となる機能に絞り込むことで、「この機能だけは誰にも負けないくらい徹底的に作り込もう!」って思えました。結果的に、ユーザーにとって本当に価値のある部分に時間とエネルギーを集中できるんじゃないかと感じています。
私も、サービスの構想段階では、機能を詰め込みすぎており、MVP機能に必要のない要素を削ぎ落としていったことで、最小限の機能でサービスが使用できる内容に変更することができました。
2. 「誰かの『困った!』」を解決するサービスであること
「何作ろうかな〜」って考えている時、最初に思いつくのは「こんなアプリがあったら面白いな!」みたいな、漠然としたアイデアかもしれません。もちろんそれも大事なんですが、ポートフォリオとして評価されるサービスにするためには、それが 「誰かの『困った!』を解決できるもの」 であることが、すごく重要だと感じました。
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開発の「軸」がブレないようにしたかったから
「一体、何のためにこの機能を作るんだろう?」って、開発中に迷うことってきっとありますよね。解決したい「困った!」が明確であればあるほど、どのような機能が必要で、どんな体験を提供すべきか、設計の方向性がブレなくなるんじゃないかと思いました。例えば、「Aという問題を解決するために、Bという機能が絶対必要だよね!」って、すべての機能が問題解決に紐づく形で設計できると、迷わず進められると感じました。 -
「共感」してもらいたかったから
自分が解決しようとしている問題が、多くの人が「あ、それ、私も困ってた!」って共感できるものであればあるほど、ポートフォリオへの興味や関心を引き出しやすいですよね。面接官や採用担当の方に「確かにあの時、〇〇で困った経験がある!」と感じてもらえたら、すごく印象に残るだろうなと感じました。
私のポートフォリオの構想も、「『〇〇で困っているあの人を、△△っていう機能で少しでも楽にしてあげたい!』」っていう、具体的な「困った!」を解決することを意識してサービスの要件を作成しました。
この「問題解決」っていう軸があったからこそ、アイデアがただの「面白い機能」で終わらず、「誰かの役に立つサービス」として、具体的な機能要件へと落とし込むために必要なことだと感じました。
おわりに
開発に着手する前の要件定義・設計段階は、これから走り出すための「戦略」を練る、とっても大切な時間なんだなって感じています。
「欲張りすぎずに、本当に必要なものに集中する」 と、 「誰かの『困った!』を解決する明確な目的意識」 を持つ必要だと感じています。
これからポートフォリオ開発を始める方や、要件定義で「これでいいのかな?」って悩んでいる方に、この記事が少しでも何かのヒントになれば嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。