1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?

[OCI] SelectAIを検証するSampleチャットアプリ導入(日本語対応)

Last updated at Posted at 2024-04-21

やりたいこと

Autonomous Databaseで使用できるSelectAIを使ったチャットアプリを導入

使用する環境

  • Oracle Cloud : Autonomous Database 19c (Always Free可)
  • OCI Gen AI(Chicagoリージョンで利用)

動作イメージ

チャットと結果画面
image.png

実際に実行されたSQLを確認している画面
image.png
これ(SelectAI)けっこうすごくないですか?
「部門ごとの従業員の数は?」という自然言語から、
結合・グループ化・COUNT関数が使われ、テーブル名も日本語からオブジェクト名になり、結合キーも認識して、SQLになっています。
このSelectAIを気軽に検証するために、上記のチャットアプリを導入してみたいと思います。AutonomousDatabaseがあれば簡単にできます。

前提手順

Autonomous Databaseの作成とSelectAIを使用できるようにするための手順は以下が分かりやすいです。

「検証1 サンプルスキーマを使用したSelect AI検証」

検証1を参考にさせていただき、まずはAutonomousDatabaseとSelectAI環境を整えましょう

ざっくりした手順は以下の通りです。
・Oracle CloudでChicagoリージョンを使えるようにする
 ※2024年4月現在、生成AI機能がChicagoリージョンのみ使えるため

・ADB作成(AlwaysFreeでも可)これはChicagoリージョン以外でもよいです。

・サンプルスキーマ作成(自分の使用したいスキーマ、テーブルでもOK!)
・SelectAIを行うための設定
・SelectAIをSQL*Plus上で試してみる

ここまでできれば、SQL*PlusからSelectAIは行えます。
今回は、SelectAIを使用するAPEXで作られたチャットアプリを導入してみます。

SelectAIを使用するチャットアプリを導入してみる

APEXで作られたチャットアプリを導入してみます。
コードは以下で公開されています。

「Configuring Generative AI in Oracle APEX using Select AI ※オラクル社サイト」

アプリダウンロード(SQL文のテキスト)※上記URL内にあるリンク

上記記事は生成AIの設定についても記載がありますが、すでに「前提手順」で終わっている内容のため、アプリをダウンロードして、以下に進みます。

OCIコンソールのAutonomous Database管理画面から、「データベース・アクション」→「すべてのデータベース・アクションの表示」をクリックします。
image.png

APEXをクリックします。
image.png

ADB作成時に指定したADMINユーザのパスワードでログインします。
以下と異なるログイン画面が表示されている場合は、次の手順を参照してください。
image.png

(1つ上の手順で上記の画面が表示されず、以下が表示された場合)
「サインイン」ボタンの下にある「管理サービス」を押すと、上記画面に変わります。
image.png

「ワークスペースの作成」ボタンを押します。
または、右上のメニューから「ワークスペースの管理」→「ワークスペースの作成」と進みます。
image.png

「既存のスキーマ」を押します。
前提手順で作成したデータベースユーザに関連付けたいためです。
image.png

Selectさせたいテーブルをもっているデータベースユーザーの情報を入力します。
ワークスペース名等は、データベースユーザー名などと同様で良いかと思います。
image.png

作成に成功しました。メッセージに従って1回サインアウトします。
右上のユーザ名アイコンから「サインアウト」をクリックします。
image.png

image.png

image.png

さきほどとは少し異なるサインイン画面が表示されました。
アプリケーションを導入するのは、この開発者用画面からワークスペースにログインする必要があります。
ワークスペースはさきほど作成しましたので、そのログイン情報を使ってログインします。
image.png

上部メニューの「アプリケーション・ビルダー」→「インポート」をクリックします。
image.png

「ドラッグ・アンド・ドロップ」のところに、さきほどサイトからダウンロードしたSQLファイルをドロップ&ドロップでいれて、「次」ボタンをクリックします。

image.png
(ドラッグ&ドロップでいれたイメージです)
image.png

「アプリケーションのインストール」ボタンで進めます。
image.png

「サポートするオブジェクトのインストール」
image.png

最後に「アプリケーションの実行」でとうとうチャットアプリ起動です!
image.png

HRユーザでログインして、、、
image.png

初回実行時のみ、使用するAIプロファイルを選択するポップアップが表示されます。
ADBセットアップ時に名前を指定していますが、1つしか表示されないと思いますので表示されたものを指定します。
AIプロファイルはHRユーザ(SelectAIしたいDBユーザ)に作成しているはずです。
選択したら上の方にある「< Setting」でポップアップ画面を消します。
image.png

チャットアプリが起動しました!
一番下の「Ask Database」にチェックを入れたときに、SelectAIでデータベースを問い合わせますので、まずチェックをいれましょう。
あとは試すのみです。
image.png

「部門ごとの従業員数は?」とチャットすると、、結果がでました!
※表や列名を日本語認識させるには、TABLEのコメント機能などでメタデータ追加が必要です。
image.png

結果の下にある「Explain」をクリックすると、実行されたSQL文も確認できます。
image.png
image.png

以上です。
あとはいろいろ試してみましょう!

1
1
0

Register as a new user and use Qiita more conveniently

  1. You get articles that match your needs
  2. You can efficiently read back useful information
  3. You can use dark theme
What you can do with signing up
1
1

Delete article

Deleted articles cannot be recovered.

Draft of this article would be also deleted.

Are you sure you want to delete this article?