はじめに
これから Oracle Cloud の資格取得を目指す方のための情報をまとめています。
2023年4月から変更された部分の新情報を盛り込んでいます。
オラクルマスターのCloud関連資格はCloudの進化にあわせて、毎年変更されます。
試験名に2022とありますが、2023になっても概要は同じです。
オラクルマスターCloudリリース当初「2018年」から5年連続合格した経験からお伝えします。
対象オラクルマスター
・1Z0-1085-22-JPN Oracle Cloud Infrastructure Foundations 2022 Associate
・1Z0-1072-22-JPN Oracle Cloud Infrastructure 2022 Certified Architect Associate
・1Z0-997-22-JPN Oracle Cloud Infrastructure 2022 Certified Architect Professional
資格種類
Oracle Cloudの資格は多くありますが、一番一般的なものはアーキテクト系の資格で以下の3つです。
レベル別に、Foundations→Associate→Professionalとなります。
このあたりは、AWSなど他の資格と同様です。
この中でも入門レベルのFoundations(AWSでいうとプラクティショナー)は、2022年4月から正式に無償化されました。
自宅のPCから「オンラインで」「何度も」受験できるため、
まずはFoundationsを受験してOracle Cloud資格試験の体験をするとよいでしょう。
マニュアルや後述のテキストで学習した内容が、どのような問題で問われるの確認しておくのが重要です。
難易度 | 試験番号 | 試験名 | 試験時間 | 問題数 | 合格ライン | 受験料 |
---|---|---|---|---|---|---|
入門 | 1Z0-1085-22 | Oracle Cloud Infrastructure Foundations 2022 Associate | 90分 | 55問 | 65% | 無料 |
中級 | 1Z0-1072-22 | Oracle Cloud Infrastructure 2022 Certified Architect Associate | 90分 | 60問 | 65% | 34300円(税抜) |
上級 | 1Z0-997-22 | Oracle Cloud Infrastructure 2022 Certified Architect Professional | 120分 | 50問 | 65% | 34300円(税抜) |
試験番号の最後の22は試験バージョン(西暦)を表します。
2023年7月現在、22(2022年版)が一番新しい試験です。1Z0-1072-22が2022年版。1Z0-1072-21が2021年版になります。
特に理由がない限り最新版を受験するのがよいでしょう。
2023年版も2023年10月ごろリリースが予定されています。
学習資料
試験ごとの学習方法は別途まとめたいと思いますのでここでは概要を記載します。
まずOracle Cloudの資格試験については、対策本は発売されていません。
体系的に学習したい方は、Oracle Cloudの書籍が2冊発売されていますので、それを使用するとよいでしょう。
またオラクル社からは、受験にむけた公式のWeb学習コンテンツが無償提供されています。
レベル毎に「研修講義の動画・PDFのテキスト・練習問題・模擬試験」が用意されているので活用しましょう。
利用にはオラクル社のサイトへのID登録が必要です。
ID登録については「こちらの記事を参照してください」
オラクル社が提供する資格別学習資料
・学習コンテンツにアクセスして、検索窓から「日本語」を検索。検索結果から学習したいレベルをクリック
以下のように表示されます。
薄い灰色で「Learn OCI」とある一番上のものがEラーニングの動画になります。
模擬試験や、試験予約もここから行えます。
・以下のような動画で試験の単元ごとに学習できます。
単元ごとに、動画・スキルチェック・スライド(テキストダウンロード)が可能です。
学習方法
知識の習得
まずはAssociate資格を目指される方が多いかと思いますが
Associateの動画コンテンツは17時間分と、ボリュームがあります。
基本的には本内容を理解できれば、合格ラインにたどり着くと思います。
ProfessionalのEラーニングの1章もおすすめです。
Associateのまとめになっていて、重要なポイントがコンパクトに整理されています。
問題になれる
またFoundationの無料試験をおおいに活用しましょう。
学習したものがどのような問題になってくるかを掴むことが重要です。
覚えただけではなかなか正解できないことも多いです。
問題の傾向(どのような問題として出題されるか)を掴むためにも
Foundation試験、Associateの模擬試験を繰り返し行いましょう。
いざ受験へ!
通常のオラクルマスター試験と異なるポイントは
1.オンライン受験専用
2.受験可能日時は、火曜日から金曜日の 「9:30開始または14:00開始」いずれかのみ。
AWSのオンライン試験よりは、気軽なオンライン試験になります。
英語の試験監と会話する必要もありません。
自分のPCでアクセスするということは、環境の責任をおうことになるため、
事前にPCの前提条件などをチェックしておきましょう。
当日はPCに専用ソフトをダウンロードしたりする必要があります。
試験当日は30分前からアクセス・試験開始も可能なため、30分前にアクセスしましょう!