去年のネタ作りのためにバッカーになっていて
結局間に合わなかったIoTデバイスを、せっかくなので使ってみます。
その名は Bolt Iot
- 簡単にIoTを始められる、統合プラットフォーム(WiFi Module+Cloud+Apps+API全部入り)
- 2017年にローンチし、目標額の4倍以上を獲得してリリース
- Arduinoとも連携できる
私の選んだプレッジは"Starter Kit"($44)です。
本体とセンサー・LED・ブザー・ブレッドボードなど、初心者向けのセットになります。
詳しくはこちら
https://www.boltiot.com/
とにかく簡単に始められるという評判なので早速使ってみたいと思います
まずはセットアップ
https://docs.boltiot.com/docs/setting-up-the-bolt-wifi-module
フローが指示する通りにやっていけば特に問題なくセットアップ完了(5分くらい)。
Boltクラウドの自分のアカウントとBolt本体を紐づけます。
Wifiの設定もスマホアプリから簡単にできるので楽ちんです。
基本のLチカ
これが恐ろしく簡単でした。
既にAPIが用意されております。
https://cloud.boltiot.com/remote/{APIキー}/digitalWrite?pin=0&state=HIGH&deviceName={デバイスID}
1分くらいでできました
pin: 電流を流すピン
state: ON(HIGH)かOFF(LOW)
で、指定したピンに電流を流すという命令をしているようです。
I/Fはかなりわかりやすいですね。
ハードはからっきしなWebエンジニアでも、REST APIさえあれば余裕!
(注:本来は抵抗を挟むべきだそうですが、わかりやすくデモの通りにやっています)
その他のAPIはこちらに記載があります。
https://docs.boltiot.com/docs/introduction
Boltでできること
センサーで記録したデータの可視化
Light Monitoring for Plants using Bolt(ボルトを用いた植物の光モニタリング)
- 指示通りに組み立てます
- Productsを作成し、A0ピンからの入力値をグラフにプロットするコードを書きます
- Bolt本体にProductsをdeploy(ボタン一発ワンタッチ)
- できた
(凹んでるのは、光を遮ったタイミングです)
アナログピンでは5分おきにモニタリングできます。(GPIOではTrigger=検知時?にできるらしい)
Raspberry PiやArduinoでも、Blynk というアプリで同じようなこと(APIの提供や可視化など)ができるようです。
作れるプロダクトの種類
入力・出力・入出力デバイス いずれにも対応しています。
センサー探知した情報をトリガーにSlackを送ったり、
サーバーのアラートメールをIFTTTのWebhookでBolt APIにつないで
LEDへ出力してやれば、お気軽可視化ツールが作れますね。
Integromatにも対応
Integromat※のワークフローに組み込む事ができます。
もはやプログラミングさえいらない手軽さです。
※IFTTTやZapierのようにwebサービスを使った自動ワークフローを作るためのサービス
コミュニティもある
色んな人がBoltで作った作品が見られます(まだそんなに多くはないです)
まとめ
IoT初心者がつまづきやすそうなポイントが見事なまでに回避されているので
「IoTやってみたいな…でもハードとか全然わからんし…(´・ω・`)」という超初心者の導入にはピッタリだと思いました。
より凝ったことをするには電子工作の知識が不可欠ですが、
まずはつまずかずに導入できたので、これを足がかりに少ーしずつハードの世界を覗いてみたいと思います