はじめに
AtomでRubyを書くためにインストールしたパッケージのまとめです。
環境はMacで、ショートカットもMacのものとなっております。
パッケージの紹介と併せて、インストール時の注意点やパッケージの使い方などを記載しました。
超捗る!必須パッケージ5選
1.自動補完をする autocomplete-ruby
インストール方法
まずはrsenseをインストールします。
$ gem install rsense
続いてパッケージをインストールします。
$ apm install autocomplete-ruby
autocomplete-ruby
で設定されているRsenseのパスはデフォルトで~/.gem/ruby/2.3.0/bin/rsense
となっています。
このパスが正しくないとautocomplete-ruby
が正しく動作せず、以下のようにError starting rsense
というエラーが表示されます。
正しく動作しない場合はgem environment
を実行し、GEM PATHS
のパスを設定ファイルに書きます。
もしくはwhich rsense
を実行するとrsenseのパスがわかります。
rsenseのインストールはgem install rsense
で行います。
例えば自分の場合は/Users/nishina/.rbenv/versions/2.3.0/bin/rsense
でした。
2.文法チェックをしてくれる linter-rubocop
インストール方法
まずはlinterのパッケージをインストールします。
$ apm install linter
次にrubocop
をインストールします。
$ gem install rubocop
上記二つをインストールした後、linter-rubocop
をインストールします。
$ apm install linter-rubocop
サンプル
間違った文法や推奨されないコーディングスタイルだと警告が出ます。
3.コードを整形をしてくれる rubocop-auto-correct
linter-rubocop
をインストールすることでプログラムの中で問題がある部分が分かるようになります。
rubocop-auto-correct
をインストールすることで問題の部分を自動で修正してくれます。
インストール方法
$ apm install rubocop-auto-correct
パッケージをインストールすることでrubocop-auto-correct
を利用できますが、このままでは「cmmand-shift-Pでコマンドパレットを開いてRubocop Auto Correct: Current Fileを入力する」という作業を毎回行う必要があります。
ですので、自動でコードを整形してくれるようにAuto Run
にチェックを入れます。
サンプル
先ほど警告が出ていたコードがファイルを保存すると自動で整形されます。
備考
似たようなプラグインとしてatom-beautify
というものもあります。
こちらはctrl-alt-Bでコードを整形してくれます。
4.直接スクリプト実行をしてくれる atom-runner
インストールするとctrl-Rでスクリプトを実行できるようになります。
似ているパッケージにscriptというものがありますが(ショートカットはcmmand-I)、atom-runner
のほうが見やすさや表示方法の設定ができるので良いです。
サンプル
5.ソースを見やすくする ruby-block
Rubyのifやendにカーソルが合わさった時、対応するif,endを薄くハイライトしてくれます。
あると便利なパッケージ
上記に加えて、これから紹介するパッケージもインストールするとより開発環境が充実します。
Atomからターミナルを開ける platformio-ide-terminal
ショートカットはctrl-` です。
もともとあったterminal-plusというパッケージにバグがあったため、Forkして作られたのがplatformio-ide-terminalになります。
サンプル
Atomからgit操作ができる git-plus
ショートカットはcommand-shift-Hです。
ショートカットを利用することで、git add や git commitなどの操作をAtom上から行えます。
サンプル
例えば、以下はAtomからcommitメッセージを書いている様子です。
by @nishina555