カラム指向データベースの Actian Matrix と Actian Vector について、何が違うのかを確認した。
Actian のホームページより
Matrix
Fast MPP Analytics Database
Vector
Agile SMP Analytics Database
そのものずばり、キーワードは、MPP と SMP
ということで、このキーワードをざっくり再整理
MPP (Massively Parallel Processing:超並列処理)
- スケールアウト
- 独自のメモリやI/Oシステム,OS
- 多数のコンピュータを高速なネットワーク(infinibandとか)で接続してクラスタを構成
- Amazon Redshift (Actian Matrix は、この Redshift の元となったデータベース)
SMP (Symmetric Multi Processing:対称型マルチプロセシング)
- スケールアップ
- 共通のメモリとI/Oシステム
- スケールアップにより共有バスがボトルネックになる => リニアな拡張が難しい
- HyperThread (みたいなもの、厳密には違うようですが)
つまり
Matrix は膨大なデータを扱い、Vector は、agile と謳っているとおり、簡単にさっと使える感じのするデータベース、ということでしょうか。