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【超基礎】データベース設計について①

Last updated at Posted at 2021-04-11

実務でデータベース設計に関わる機会があったため、個人的な忘備録としてのまとめです。

データベース設計の基礎について何回かでまとめていけたらと思ってます。
わかりにくい部分などあるかと思いますが、何卒大目に見て頂ければ幸いです。

学習した教材
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データベースとは

データを入れておく箱みたいなものです。

もう少し詳細に説明すると、データベースには大きく2つの役割があります。

1. データの保存
2. データの使用

です。データベースは、

大量の情報を保存することができる →(データの保存)
保存された情報に効率よくアクセスできる仕組みがある → (データの使用)

といった役割があります。

ECサイトやSNSなど、
データを扱うWebサービスの裏側には、ほとんどの場合データベースが存在しています。

データベースの種類

データベースは下記のような種類があります。

  • リレーショナルデータベース(RDB)
  • グラフ型データベース
  • キー・バリュー型データストア
  • ドキュメント指向データベース

一般的にデータベースと言われているものは、
大抵の場合リレーショナルデータベース(RDB)を指していることが多いです。

なぜデータベースに効率よくアクセスできるのか?

保存された情報に効率よくアクセスできる仕組みがある

と記載しましたが、
「なぜ効率よくアクセスできるのか?」というと、

データベースマネジメントシステム(DBMS)があるからです。

リレーショナルデータベース(RDB)の場合は、

リレーショナルデータベースマネジメントシステム(RDBMS)

と呼ばれるものになり、図で表すと下記のような感じです。

image.png

私たちがデータベースへアクセスする際は、

  1. RDBMSへSQLを発行する
  2. RDBMSがRDBへアクセスし、データの操作や取得を行う
  3. 操作の結果や取得したデータを、ビューとして表示する

といった仕組みになっています。

代表的なRDBMSとして、

  • Oracle
  • MySQL
  • PostgreSQL
  • SQL Server
  • SQL Lite

などがあります。

データベース設計とは

では、データベース設計とはなにか?

WEBサービスやシステム開発のひとつのプロセスで、

データベースに保持するデータに関する設計

を行うことです。そのまんまですね。

データベース設計は、

システムの拡張性やパフォーマンスに影響が大きいため、開発において極めて重要なプロセスです。

WEBサービスやシステム開発のプロセスは以下のような流れになっており、

  1. 要件定義(何を作るか)
  2. 設計(どう作るか)
  3. 開発(実装)
  4. テスト(期待通りに動くか)

データベース設計は「2. 設計(どう作るか)」に該当します。
参考までに設計のプロセスの中にも以下のようなものがあります。

  • データベース設計(データを保持について考える)
  • アプリケーション設計(提供機能を決める)
  • インターフェース設計(使用画面などを決める)
    など

またDBの種類ごとに、DB設計のやり方は異なりますが、
この記事では、主にリレーショナルデータベース(RDB)の設計について記載しています。

  • リレーショナルデータベース(RDB)
  • グラフ型データベース
  • キー・バリュー型データストア
  • ドキュメント指向データベース

3層スキーマ

データベース設計を行う上で、3層スキーマについても理解しておく必要があります。

スキーマとは、「構造」や「枠組み」といった意味です。わかりづらいですね。

データベースは、

  1. 外部スキーマ(ユーザーから見たデータベース、ビュー)
  2. 概念スキーマ(開発者から見たデータベース、テーブル)
  3. 内部スキーマ(DBMSから見たデータベース、データの物理的配置)

の3層のスキーマから構成されています。
3層のスキーマのイメージは下記のような感じです。

image.png

ここで押させておきたいのは、
外部スキーマと内部スキーマが直接関連していないということです。

外部スキーマと概念スキーマ

より理解を深めるために、外部スキーマと概念スキーマを関連性について考えてみます。
SQL(SELECT文)によってテーブルからビューを取り出すことができます。
image.png

概念スキーマと内部スキーマ

次に概念スキーマと内部スキーマの関連性について考えてみます。
image.png
データファイルをテーブルという人間が扱いやすい形に変換しています。

データベースにアクセスする際は内部スキーマのデータから情報を取得する必要があります。
その際内部では、

概念スキーマと内部スキーマの関連性においては、
→ データファイルに入っているデータを人間が扱いやすい形(テーブル)に変換

外部スキーマと概念スキーマ関連性においては、
→ 変換されたテーブルからSQLによってデータを取得

といったことが内部で行われているということですね。
なんとなく理解できたようで、理解できてない感じがしてますが笑

今回の記事では一旦ここまでです。

また別の記事で、

  • 論理設計と物理設計
  • 3層スキーマとデータ独立性

などについてまとめていきたいなーと思います。

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