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VS CodeでDb2 Connect Extensionを使ってみる

Last updated at Posted at 2021-04-07

「Db2 on Cloudを使ってみる」シリーズ

Db2 Connect for Visual Studio CodeはVS Code上でDb2に接続してSQL実行などのDB操作ができるExtensionです。もちろんDb2 on Cloudでも使用可能です。

ただ最近気がついたのですが、日本語が全く表示できません。Issueあげました
とりあえずデータが英数字系の場合のみ今はお使いください。

2022/03/08追記: v2.3.0で確認したところ使用できるようになっていました!

Extentsionの説明には以下のように書かれています:

  • IBMデータベース・サーバーへの接続。
  • 各接続のツリービューで、すべてのデータベースオブジェクトを表示。
  • 接続プロファイルの作成と管理。
  • DDL および DML 操作を行う SQL文を記述し、 .sql、.spsql、.udfsql、.db2、.spdb2、.udfdb2 として保存。
  • SQLステートメントを実行し、結果をシンプルなグリッドで表示。
  • SQLファイルを実行。
  • 結果セットを JSON、CSV、XML 形式でエクスポート。
  • 単一または複数のSQL実行およびファイル実行のためのキーボードショートカット、エディタ・オプション。
  • テーブル、ビュー、エイリアス、ストアドプロシージャ、関数、トリガー、インデックスを作成するためのテンプレート。
  • 構文の強調表示。
  • コードスニペットのサポート。
  • Db2 Connect ExplorerからDb2 for iおよびDb2 for z/OSのライセンスのインストール。

当記事はDb2 Connect Extensionの導入と使い方を説明します。
尚、英語のでの使い方ガイドはこちらにあります(こっちの方が詳しく書いてあります)。

(2022/03/08更新)

0: 前提

前提は Visual Studio Codeが導入済みであることです。
未導入の方はこちらからダウンロードして導入してください。

1: Db2Connect Extensionの導入

特に他のExtensionの導入方法と違いはありません。
サイドバーからExtensionsのアイコンをクリックして、検索フィールドにDb2Connectと入力しします。
Db2 Connectが検索フィールドの下に表示されますので、クリックします。

image.png

クリックすると右側にDb2 Connectの説明が表示されますので、Installをクリックして導入します。
image.png

2. 使い方

早速つかってみましょう!

2.1 DB2 CONNECTメニューを出す

まずはサイドバーに出現したミツバチアイコンをクリックします。ちなみにこのミツバチマークはIBMのBeeなのです。

image.png

DB2 CONNECTメニューが表示されます。

Db2 Extensionの説明は必要なければ[X]をクリックして閉じで問題ありません。

2.2 Connection Profileの作成

Connection Profileの作成は必須ではありませんが、毎回入力するのも面倒なので、あらかじめ作成しておきます。

左から2番目の人の形(?)の丸のアイコンをクリックします。
image.png

Create Connection Profileをクリックします。
image.png

するとDB接続方法を入力する画面が表示されます。

Db2接続情報を入力します。見えてない部分は上にスクロールして表示させてください。
(Db2 on Cloudの接続情報の取得方法はこちら)

  • Profile Name: DB接続を識別できる任意の名前
  • Database: データペース名
  • Hostname: ホスト名
  • Port: ボート番号
  • Userid: ユーザーID
  • Password: パスワード
  • Enable SSL Security: SSL接続の場合はチェックを入れる
  • Enter Full Path Of SSL Server Certificate: 必要な場合はSSLサーバーのCertificateのFull Pathを記入(Db2 on Cloud + MacではブランクでもでOKでした)

(2021/07/13: SSL接続のオプション設定ができたようです)

image.png
image.png

入力が完了したら 「Save & Close」をクリックしてConnection Profileを保存します。
複数接続先を登録したい場合は、同じ手順を繰り返してください。

2.3 DBへの接続

DB2 CONNECTメニュー、左から1番目の「+」のアイコンをクリックします。
image.png

Option 3をクリックします。
image.png

ちなみに、Option 1は接続パラメーターを一行で入力欄に記入する方式、Option 2は接続パラメーターを記入するフォームが表示されるのでそこに入力する方式となります。

作成したConnection Profileの名前が表示されますので、接続したいConnection Profileをクリックします。
image.png

接続が成功すると右下に「Successfully connected to database」と表示され、左側にConnection Profile名が表示されます。
image.png

接続がうまくいかない場合: 

接続設定を確認し修正しましょう。
左から2番目の人の形(?)の丸のアイコンをクリックします。
image.png

Edit Existing Database Connection Profileをクリックします。
image.png

Select Profileのドロップダウンをクリックして修正したい接続を選択します。
image.png

表示された接続設定を確認し、間違っていた場合は修正し、「Save & Close」をクリックして保存します。

## 2.4 ツリービューでの操作
左側のConnection Profile名の先頭の>をクリックすると、接続先のDB名が表示され、さらにDB名の先頭の>をクリックすると、DB内のスキーマが表示されます。
image.png

スキーマの先頭の>をクリックすると、スキーマ内のテーブルやビューなどデータベースオブジェクトの種類か表示されます。さらに>をクリックしていくことで、その詳細の内容、テーブルであればテーブル名や列名などを表示させていくことができます。
image.png

また各オブジェクトを選択した時、右側に表示される「+」アイコンはクリックでそのオブジェクトの作成、「ゴミ箱」アイコンはクリックでそのオブジェクトの削除が可能です。
image.png

テーブル操作

ここでツリービューでのテーブル操作を説明します。
テーブル名を右クリックすると、メニューがでてきます。
image.png

  • Describe Table

表示に使用したSQLとテーブル定義が表示されます。
image.png

  • Select Top 1000

表示に使用したSQLと最初の1000行が表示されます。
表示に使用したSQLとimage.png

表示されたSQLの結果は右上のエクスポート(?)アイコンをクリックすると、ファイルのフォーマットが表示されるので、好きなフォーマットをクリックすると、そのフォーマットのデータの新規のタブが開きます。保存したい場合はこれをで保存します。
image.png

CSVを選択した例:
image.png

  • Select Top N
    こちらは最初のN行を表示できるSQLが表示されますので、Nの部分に表示したい行数を入れれば、指定した行数が表示されます。
    image.png

あとはSelect Top 1000と同じです。

2.5 SQLの実行

sqlを記入したファイルは、DB2 CONNECTメニュー、左から3番目のSQL(?)のアイコンをクリックし、ファイルを指定すると実行できます。
image.png

またVS Code上で記入したSQLも実行できます。
New File(Ctrl+n)で新しくファイルを開きます。
右下のPlan Textをクリックするとファイルタイプが指定できます。db2で検索して、使用するdb2のタイプを選びます。
image.png

SQLを入力します。ここでは3行入力しています。
image.png

入力したSQLを全部実行する場合は、エディタ画面で右クリックすると「Excute Current SQL File」というメニューが表示されますので、それをクリックします。
image.png

デリミター(行区切り)を聞くメッセージが表示されるので、デフォルトの;を使用していれば、そのままEnterキーを押します。別の文字を使用している場合は、入力してEnterキーを押します。実行を止める場合はEscキーを押してください。
image.png

しばらく待つと別タブで結果が表示されます。
image.png

入力したSQL一行または複数行を選択して実行したい場合は、実行したいSQL行を選択後、右クリックします。選択したSQLが(複数行に渡っても)1つのステートメントの場合は「Exceute Single SQL」、複数行の場合は「Exceute Multipul SQL」を選択して実行します。
image.png

「Exceute Multipul SQL」の場合は、デリミター(行区切り)を聞くメッセージが表示されるので、デフォルトの;を使用していれば、そのままEnterキーを押します。別の文字を使用している場合は、入力してEnterキーを押します。実行を止める場合はEscキーを押してください。
image.png

しばらく待つと別タブで結果が表示されます。
image.png

表示されたSQLの結果は右上のエクスポート(?)アイコンをクリックすると、ファイルのフォーマットが表示されるので、好きなフォーマットをクリックすると、そのフォーマットのデータの新規のタブが開きます。保存したい場合はこれをで保存します。
image.png
image.png

2.6 DB接続の切断

作業が終了したら DB接続を切断します。
右側に表示されているコネクションプロファイル名の右の「X」をクリックして切断します。

image.png

「Connection to Database terminated」とメッセージが表示されれば切断は完了です。
image.png

以上です。
その他にもいろいろ機能があるようなので、もっと知りたい方はVS Code extension for Db2 Connect(英語)で確認してみてください。

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