本記事は、KDDIアジャイル開発センター(KAG)Advent Calendar 2024 9日目の記事です。
はじめに
こんにちは。KDDIアジャイル開発センター株式会社(KAG)のつつみです。
リモートワークになってから早数年。この度初めてちゃんとリモートワーク環境を整えたので記録として残しておこうと思います。
なぜ今になって環境整備を行なったのかというと、我が家には猫が1匹おりまして、何故かそれだけはダメ!(電源類だったり、高価だったり)というものだけ狙って積極的にカミカミしてしまうという癖があり、ケーブル類の取り回しなどを考えるのが大変で、ちゃんと仕事するスペースが欲しいと思いつつ数年経過していました。
KAGのAdventCalendarなのに技術記事じゃないんかいっ!と思われた方にはまずお詫び申し上げます。
ただ、今回環境を整備する中でネット上で情報がほぼなく今後の猫を飼う人たちの参考として、更なる猫飼いのためのより良い環境整備に繋がればと (猫好きがいっぱいいるKAGなら許されるかなって) 今回のこの記事を書こうと思いました。
Befor
まずは私が数年リモートワークしていた環境をご覧ください。
リモートワークを行うエンジニアの作業場とは思えない程の猫ファーストです。
もはや猫カフェ。
うちの猫がお家に人がいると人のそばでお昼寝したい猫だったため、必然と私が猫の部屋で仕事するというスタイルになりました。
裸一貫、ソファに座って膝の上にノートパソコンを置き、電池がなくなってきた時だけ電源を挿すというスタイル。
元々オフィスワークをしていた時はマルチディスプレイで作業をしていたため、このスタイルに移行した当初は非常にやりづらさを感じていましたが、1ヶ月も経てばノートパソコンのディスプレイのみという環境は1つの作業に集中して取り組むというのがそれはそれで捗るなと感じてきてしまった面もあったため、数年このスタイルに落ちついてしまっていました…。
今回KAGへ入社する際、前職を退職してから1ヶ月間休養期間を置いていたので、やっと重い腰を上げてリモートワーク環境の構築に挑戦しました。
After
まずは全体像としてはこのような形になりました。
各施工ポイントをみていきます。
電源コード編(最重要)
まずは噛んではいけないものNo1。最重要の電源コードです。
コンセント側から見ていきましょう。
壁に向かって挿し込むという性質上どうしても飛び出してしまう差し口は、横向きにさせるようにする電源タップを介しケーブルの飛び出しを防ぎました。
挿し込んだケーブルは一旦横にあった備え付けの暖房の後ろの隙間に隠し床まで伸ばし、デスクに向かうところでケーブルモールに収納することでケーブル自体を露出させないようにしています。
モールを介しデスク下まで到達したコードをデスクに固定していきます。
太めのスパイラルチューブを使用してデスクの足ごと巻きつけることで、ケーブルを固定しつつ隠すようにしています。
電源タップを固定して完成です。
ケーブルを隠すという上で、ゆとりを持たせないでコンセントからデスクまで配置すので、一度設置してまうとデスクの配置も完全に固定されてしまいます。
各種配置を中々変更できない状態になってしまうので、完成時の配置をしっかりシミュレートした上での設置が必要になります。
作業スペース編
電源が確保できたら作業スペースを整えていきます。
今どきのガジェットだと意識せずとそうなっていくと思いますが、各種ガジェットはワイヤレスで用意し、なるべくケーブルを発生させないようにします。
ディスプレイはハブ機能を持つものを使用し、ケーブル類の接続はディスプレイ裏で行ってケーブルを隠せるようにしました。
コップを置くスペースはクランプ式のカップホルダーで確保。
デスク上にコップを置くスペースはありますが、何をしでかすかわからないのが猫ちゃん。
突然デスクに飛び乗ってきてこぼしたら大惨事になるため、デスクの外側に置く場所を確保しました。
ワイヤレス化できなかったマイクのUSBはアームをケーブル収納機能があるものを使用し、なるべく隠し弛みなくで這わせていきます。
デスク天板まで到達したら、デスク裏にケーブルモールを設置してデスク右サイドまで伸ばします。(ディスプレイのハブ接続ポートが右側にあるため。マイクも右側に配置しようとしましたが計算ミスでうまくいきませんでした…)
モール収納前に弛みが出ないようマジックテープでマイクアームの支柱に固定させています。
モールの出口に到達したら、スマホのワイヤレス充電器で封鎖します。
デスクライトも充電式で磁石で取り付けられるものを使用しています。
充電の手間がそこそこかかりますがそこは致し方なし…(猫ファースト)
PC接続編
こちらも今どきはスタンダートかと思いますが、余計なケーブルを発生させないため電源&ディスプレイの接続はType-C1本で行います。
仕事が終わった後は繋いだままにせず、抜いたケーブルをディスプレイアームの中に収納します。
またPCをデスクの網棚の横に配置し、猫の網棚への侵入を防ぎます。(網棚に電源を配置しているため)
またデスク裏から伸びているマイクのUSBケーブルとディスプレイの電源ケーブルはモニターアームを介し、ディスプレイに接続します。
こちらもマイクアーム時と同様ケーブルの弛みが発生しないようマジックテープで固定しています。
各所でケーブルを束ねて散らばらないようにしディスプレイ裏へ隠します。
なるべく余計な弛みが出ないよう余剰分はモニターアームの中に収納します。
ただし長すぎても収納しきれないので、ある程度必要な長さを把握して適した長さのケーブルを用意することも重要になってきます。
猫ハラ対策
そして最重要の猫ハラ対策
作業環境が整っても猫に邪魔されたら意味がない…!
猫ちゃんに邪魔されない対策を考えます。(それはそれで悲しい…)
デスクに使用しているのは元々デスクではなく無印のステンレスユニットシェルフになります。
これは今回購入したわけではなく、猫を飼う前から元々PCデスクとして使用していたものになりますが、キャットウォーク化できるのでは…?とそのまま流用しました。
キャットタワーと隣接して設置することによって、猫ちゃんが作業スペース周辺をうろうろできるルートを確保しました。
メインはキャットタワーに置いてある一番お気に入りのベットで寝て過ごすことが多いですが、お昼寝に飽きると
ディスプレイを覗き込んだり…
上から見下ろして観察してみたり…(夏場はステンレスがひんやりして気持ちよさそうでした)
と仕事の邪魔にならない範囲で一人遊びしてくれています。
ただもう少し遊び場を増やしてあげたいなと改良を検討中です。
最後に
今の所、この環境で猫ちゃんと共存できていると(人間側は)思っていますが、より良くする改善点はないかを考えながら常に猫ちゃんを観察しております。
今リモートワークで猫との環境の両立に困っている方や、これから猫を飼うことを検討しているリモートワーカーの方のための情報源として向上していくために、「もっとここをこうしたらいいと思うよ!」などの気づきがあれば是非コメントで教えていただきたいです。
それでは皆様も素敵な猫ライフを!!!
記事書いて疲れたので猫ちゃん吸ってこよっと