ストレージ
ストレージアカウント
ブロックBLOB | 追加BLOB | ページBLOB |
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ブロックで構成され、テキストorバイナリファイルの格納と大きいファイルに最適 | 追加操作に最適化されている。ログ記録に最適 | 頻繁なランダムの読み/書き操作に最適。Azure IaaSディスクの基盤になる。VMとDBのOSやdatadiskのようなindexに基づくデータの格納に最適 |
Standard汎用v2 | PremiumブロックBLOB | PremiumページBLOB | Premiumファイル共有 |
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L Z G GZ | L Z | L | L Z |
最大容量5PiB | 最大容量5PiB | 最大容量5PiB | 最大容量100PiB |
不変ストレージ・階層型名前空間・ライフサイクル(いずれもBLOBのみ) | 不変ストレージ・階層型名前空間・ライフサイクル | ページBLOB特化 | SMB/NFSをサポート |
Azure File Sync
SMB、NFS、FTPSなど、Windows Server上で利用するプロトコルを用いてデータにアクセスできる。
メリット
・クラウドの階層化
→有効にするとよく使うファイルがローカルサーバにキャッシュされ、あまり使わないファイルがクラウドに階層化される。
・マルチサイトアクセスと同期
→任意のオフィスでサーバに加えられた変更は、他のすべてのオフィスのサーバに自動で同期される。
・災害対策
→障害発生したサーバを復旧するには、ローカルのBackupから復元するのではなく、別のサーバを新規にデプロイし、再度Azure File Syncエージェントをインストールする。
・バックアップ
→Azure File SyncはAzure Backupの対象。
Azure Cosmos DB
読み取りの整合性、可用性、レイテンシ、スループットの間でトレードオフなため、整合性レベルは以下の5種類に分かれている。
厳密 | 有界整合性制約 | セッション | 一貫性のあるプレフィックス | 最終的 |
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リクエストを同時に処理可能。読み込みは最新versionが表示されることが保証される。通常レイテンシは99%で常に10ms未満だが複数のリージョンにまたがる厳密な整合性で構成されているCosmos DBは保証対象外になる。 | 複数のリージョンを持つ単一リージョンに書くとき、データはプライマリリージョンからすべてのセカンダリリージョンにレプリケートされる。複数のリージョンを持つマルチリージョンに書くとき、データは最初に書き込まれたリージョンから他にレプリケートされる。リージョン間のレプリケーションには遅延あり。プライマリでないリージョンは必ずしもグローバルに最新のデータが返されるわけではないが、リージョン内の最新バージョンのデータが返される。 | - | - | 書き込みはローカルリージョン内の少なくとも3つにレプリケートされ、他のリージョンに非同期レプリケーションされる。クライアントは指定したリージョン内の4つのレプリカのどれかを読む。このレプリカは遅れている可能性があり、古いデータが返されるか、データが返されないことがある。最終的は順序保証がアプリで要求されないときに最適。ex.リツイート、いいね、スレッド化されていないコメントなど。 |
ネットワーク
プライベートIP
各サブネットの先頭4つと最後の1つはAzureによって予約されている。
ゲートウェイサブネット
GatewaySubnetという名前のサブネットが必要。/29以上であれば作成はできるが、構成の要件によってはipが不足するので、/27以上が推奨されている。
Azure Front Door | Traffic Manager | Application Gateway | Load Balancer |
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グローバル | グローバル | リージョン | リージョンまたはグローバル |
HTTP(S) | 非HTTP(S) | HTTP(S) | 非HTTP(S) |
Webアプリ向けのグローバル負荷分散。レート制限、SSLオフロード、パスベースのルーティング、高速フェールオーバー、キャッシュなどのLayer7機能を提供。 | DNSベースのトラフィックロードバランサー。負荷分散はドメインレベルでのみ。Azure Front Door ほど高速なフェールオーバーはできない | Layer7の負荷分散機能、WAF機能を提供。パブリックネットワーク空間から、リージョン内のプライベートネットワーク空間でホストされているWebサーバに移行可能。 | すべてのUDP,TCP向けの高パフォーマンス、超低待機時間のレイヤー4負荷分散サービス。 |
コンピューティング
Azure Functions
サーバレスでコードによって関数を実行できる。5つのプランがある。
・Flex従量課金→vnet接続可能。(ネットワークインジェクションと表示される)
・Premium→vnet接続可能。(ネットワークインジェクションと表示される)
・専用
・コンテナー
・従量課金
Azure Logic Apps
コードを使用せず自動化されたワークフローを実行する。GUIで操作する。コネクタを使用する。コネクタとは、ワークフローを開始するトリガーとタスクを実行する後続のアクションで構成される。
Azure App Service
App Serviceログでアプリケーションログを有効化すると、ファイルシステムのログを保存できる。
・仮想ネットワーク統合→App Service上のアプリからvnetに接続する機能。
・プライベートエンドポイント→vnet上のサービスからApp Serviceのアプリに接続する機能。
・App Service Environment(ASE)→vnet上にApp Serviceを配置する機能。
用語
レイテンシ
→待機時間