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テレワークなアジャイルチームでslackでイイねチャンネル作ってみた話

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背景紹介

  • 4-5人からなるアジャイルチームで活動しています。
  • チームは1年前に結成し、そこそこチームとして成熟した状態になってきていました。
  • そこにコロナによるテレワーク推奨。半年ほど前からほぼ完全テレワークで業務に取り組んでいます。

スクラムイベントの振り返りの中で、以下の2つ が問題として上がり、その対策にイイねチャンネルを導入しました。
1. テレワークによる(雑談レベルの)コミュニケーションの低下
2. メンバーのモチベーションの低下(プロジェクトにまつわるゴタゴタにより)

やったこと

  • slackにイイねチャンネルを開設。
    • チームメンバーへの感謝を投稿できるようにしました。やってもらって嬉しいことがあれば会議中でもいつでもどこでも投稿するようにしました。

運用で気を付けたこと

  • slack投稿の心理的ハ―ドルを下げる
    • これまで弊チームではslackは業務連絡メインで、メールの延長線のような運用をしていました。Twitterにつぶやくような気軽さでイイねチャンネルに投稿できるように、イイねチャンネルとは別に雑談チャンネルを開設。投稿する事へのハードルを下げました。
  • 「お礼へのお礼」は極力避ける
    • 「お礼へのお礼」が当たり前になると、そうすることへの心理的な圧力がかかって疲れそう…
    • ということで明確ルール化したわけではないですが、やんわりと共通認識を持つようにしました。

良かったこと

  • みんなの前でほめられることがモチベーションになる

    • 今までの「直接お礼を言われる」に加えて「みんなに見えるように褒められること」で、モチベーションは大きく上がります。単純ですね(笑)
  • テレワークでのコミュニケーションのきっかけになった。

    • 副産物として開設した雑談チャンネル、ここに技術的な話や身の上話などが投稿されることになりました。それらが休憩時間の雑談の役割を代わりに果たしてくれ、そこから仕事の報連相につながり業務がスムーズになりました。(ずっと雑談チャンネルに張り付いてる人がいたりするとの噂も…)
  • 頼み事の罪悪感が軽減される

    • これは個人的に感じていることです。立場上、メンバーにお願いすることが多いのですが、今までは必死に対面でお礼を言っていうくらいしかできることがありませんでした。ですが、イイねチャンネルにも投稿することで、少しだけ相手の親切に報いることができる気がして頼み事がしやすくなりました。
  • 周囲からの期待マネジメントができる

    • これは運用前は想定していなかったことなのですが、結構な頻度で「こんな小さなことでこんなにほめてくれるの⁉」みたいな投稿があります。思えば、それは「周囲からの自分への期待」の自分の認識がずれていたからなのでしょう。余談ですが、チーム内でこれがズレだすと結構パフォーマンス落ちる気がします。イイねチャンネルにはそれを微修正する効果もあると思いました。

悪かったこと

良いこともあれば悪いこともあります。悪いことというかこれから改善したいことですね。

  • 上司(チーム外)からの理解が得られない。参加者以外には必要性があまり理解されない。
    • イイねチャンネルに上司も参加してもらえると、個人業務の再ろ化防止やコミュニケーションコストの見える化などが期待できるので、何とかしたいですね。
  • 性格的に向き不向きがある
    • イイねチャンネルの投稿者に偏りがあります。すごくイイねしてくれる人とそうでない人。そうでない人たちも感謝していないわけでなく、感謝を言語化する習慣が薄いor忙しすぎるだけです。後者はまだしも前者は、感謝なのでルールで矯正したりしづらい領域なので悩みどころです。
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