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ネットワーク構築(OSPF)

Last updated at Posted at 2020-08-18

##今回やること
今回はOSPFの構築をしていきたいと思います。
CCNA勉強をしていて、どういうものかは説明できますが、いざ構築しようと思うと
できないと思ったので、実際手を動かしていきます。

##使用ツール
GNS3
IOS: c2600-adventerprisek9-mz.124-17

2651のルータから引っこ抜いたIOSをそのまま入れているので大分古いです。。。

##ネットワーク構成図
最初から難しいのは組めないので、スタンダードな構成で作成。

OSPF.jpg

##構築
では早速構築していきましょう。
今回設定したいのは以下
1、インターフェイスにIP付与
2、OSPFの設定
3、ネットワークの割り当て

まずはPC1,2にIPを振っていきます。
IP振るだけなのでログは省略します。

続いてR1から設定していきます。

R1#conf t
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
R1(config)#int f0/0
R1(config-if)#ip add 192.168.10.1 255.255.255.0
R1(config-if)#no sh
R1(config-if)#exit
R1(config)#
*Mar  1 02:59:20.916: %LINK-3-UPDOWN: Interface FastEthernet0/0, changed state to up
*Mar  1 02:59:21.917: %LINEPROTO-5-UPDOWN: Line protocol on Interface FastEthernet0/0, changed state to up
R1(config)#int f0/1
R1(config-if)#ip add 192.168.12.1 255.255.255.0
R1(config-if)#no sh
R1(config-if)#exit
R1(config)#

IP付与が終わったので次にOSPFの設定をいれていきます。

R1(config)#router ospf 1
R1(config-router)#net 192.168.10.0 0.0.0.255 area 0
R1(config-router)#net 192.168.12.0 0.0.0.255 area 0
R1(config-router)#end
R1#

これでPC1側とR2側向きの設定の投入が完了しました。

続いてR2の設定になります。

R2#conf t
Enter configuration commands, one per line.  End with CNTL/Z.
R2(config)#int f0/0
R2(config-if)#ip add 192.168.12.2 255.255.255.0
R2(config-if)#no sh
R2(config-if)#exit
R2(config)#int f0/1
R2(config-if)#ip add 192.168.20.2 255.255.255.0
R2(config-if)#no sh
R2(config-if)#exit
R2(config)#

まずはIP付与が完了です。
次にOSPFの設定を投入していきます。

R2(config)#router ospf 1
R2(config-router)#net 192.168.12.0 0.0.0.255 area 0
R2(config-router)#net 192.168.2
*Mar  1 03:10:07.299: %OSPF-5-ADJCHG: Process 1, Nbr 192.168.12.1 on FastEthernet0/0 from LOADING to FULL, Loading Done
R2(config-router)#net 192.168.20.0 0.0.0.255 area 0
R2(config-router)#end
R2#
*Mar  1 03:10:34.340: %SYS-5-CONFIG_I: Configured from console by console
R2#

これで投入完了です。
では状態確認をしていきます。

##状態確認

ではR1から見ていきましょう。

R1#show ip ospf nei

Neighbor ID     Pri   State           Dead Time   Address         Interface
192.168.20.2      1   FULL/BDR        00:00:39    192.168.12.2    FastEthernet0/1
R1#

ネイバーの確認はOKそう。
テーブルのほうはどうでしょうか。

R1#show ip route ospf
O    192.168.20.0/24 [110/2] via 192.168.12.2, 00:04:53, FastEthernet0/1
R1#

AD値、ネクストホップも見てみると設定上OKそうですね。

続いてR2を見てみましょう。

R2#show ip ospf nei

Neighbor ID     Pri   State           Dead Time   Address         Interface
192.168.12.1      1   FULL/DR         00:00:35    192.168.12.1    FastEthernet0/0
R2#

こちらもネイバーは問題なさそうです。
テーブルも見てみます。

R2#show ip route ospf
O    192.168.10.0/24 [110/2] via 192.168.12.1, 00:07:47, FastEthernet0/0
R2#

こちらもAD値とネクストホップも設定できてそうですね。

##まとめ
今回はOSPFを構築してみました。
CCNAの勉強をしていて思いましたが、概要や機能は説明できても、いざ構築となるとコマンドが
パっとでてこなかったり、どのような構成図を組めばいいかが分からなかったりしました。

例えばCCNAを取得していたとしても、実際に現場で手が動かなければ意味がない気がしてなりません。
資格を取れば色々できるかな?と思っていた自分がいましたが、やはり大事なのは現場で手を動かせるエンジニアですよね。

資格を取ったから終わりではなく、しっかり手を動かす大事さが身をもってわかりました。

なので自分で色んな構成図を組んでみて、色んなパターンを構築できるように動いていければと思いました。

ゆくゆくは自分でIPsecを組んでみたいと思います。
VPNも構築してみたいなんて思ってます。

以上となります。

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