トラストバンク Advent Calendar 2021 の9日目 推して参ります!!!!!!!!!!
TGIFとは
そもそも TGIF とは何でしょうか?
TGIF とは Thank God It's Friday の略で、休み前の「今日は金曜日で良かった!」という感情を表した物になります
「誰が」「何を」「どんな目的で」開催するかは明確な定義はありませんが、大体はコミュニケーション目的で行われます
トラストバンクのTGIF
トラストバンクで行っている TGIF も コミュニケーション目的 で開催されており、
頻度は2週間に1回、内容は特に決まりなし、参加も発表も任意という非常にゆるい設定で行われています
始めるに至った経緯
トラストバンクもコロナ渦において、フルリモートでの働き方となったのですが、やはり「コミュニケーションが希薄なのでは?」と感じられる部分が多々ありました
事実、私も完全オンラインで入社した際に「顔も合わせずやっていけるだろうか?」と非常に不安だったのを覚えています
そんな不安の中、入社後も「関わる人は関わるが、関わらない人は一切関わらない、その人が何をしているかもわからない」という状況がエンジニアの中で続いたので「少なくともエンジニアだけでもコミュニケーションを強めたいです」とCTOに打診して即答で「やろう!」となったのが開催のきっかけです
まず最初にやった事
自分発信でやるとなったからにはちゃんとしたいなと思い、
まずは自分の頭の中を整理して、今見えている課題と目指したい方向を可視化する事にしました
これは今でも見返していて、方向性がブレていないかを確認しています
ここが固まれば後はそれに沿うコンテンツを行うだけです
…の前に
自分はトーク力が無いという事を知っているので、スムーズに進行できるようにも開催の挨拶や閉会の挨拶、道中の進行の流れなどの台本を作りました
自分の弱点を知っておくというのはとてもとても重要です
何回か開催してみて工夫したポイント
いくつかあるのですが非常に効果の高い物を挙げたいと思います
1. スケジュールの設定
何回か開催した後、参加者が思ったように集まらないという課題に直面しました
コミュニケーション目的で開催しているのに、そもそもコミュニケーションを取る人が集まらないというのは由々しき事態です
そこで、少し強引ですが強制的にスケジュールを登録してみる事にしました
(登録はするがあくまで任意参加である事をメモに残す)
宣伝しても参加者が少ないという課題
強制的にスケジュールを設定
これは非常に効果が大きく、実施前は4~7名程度の参加者だったのですが、実施後は最低でも15人は集まったのでやってよかったなと思いました
2. チャットで反応を促す
参加者が集まるようにはなったのですが、謎のお通夜ムードが続くという課題に直面しました
みんな喋らないし、反応しないのです
コミュニケーション目的で開催しているのに、コミュニケーションが取られていない、これは由々しき事態です
そこで素直に「発表者が孤独なので、もっと反応してあげて欲しい」と言ってみる事にしました
耳だけでも傾けてください
チャットで反応して欲しいと言う
これも非常に効果が大きく、今では盛況なコンテンツだとチャットの反応によりスクロールがあっという間に流れてしまいます
相手はエスパーで心を読めるわけではないので、思っているだけでは伝わらない、口に出さなければ伝わらない
基本的な事を忘れていました
成功したコンテンツ
これもいくつかあるのですが、非常に効果の高い物を挙げたいと思います
1. みんなのリモート環境紹介
「デスク周りの写真を数枚下さい!!」と言って、貰った写真をスライドなどにして流すだけです
エンジニアはリモート環境にこだわりの強い人が多いので、非常に盛り上がりました
ポイントはスライドを流すだけではなく「この環境は誰の環境でしょうか?」と言った 参加型コンテンツ にする事と、「この環境について一言下さい」と提供者に問いかける事です
こだわりが強い分、一言で終わるハズもなく、20分も30分も熱い想いを語ってくれます
2. FM-TRUSTBANK
主に新しく入社した方や普段関わりがない分、関わりたい人をゲストとして呼び、ラジオのように対話していくコンテンツです
内容は「気になっている事」や「時事ネタ」、「頼んで良かったふるさと納税」「参加者が聞きたい事」などなど様々に行っています
特に新しく入社した人に対しては強いコンテンツで、参加者は「その人の人となり」がわかりコミュニケーションのきっかけが生まれ、新しく入社した方も「自分の事を知ってもらえる」、入社間もない中で行う事で「疎外感が薄まる」といった効果があるんじゃなかろうかと思っています
ポイントは参加者が聞きたいであろう事を聞く事です
あまり成功とは言えなかった(?)コンテンツ
個人的には良かったが、総合的に見ると成功したとは言えないコンテンツがあります
1. 技術技術したLT
現在、 TGIF はエンジニアだけでなく、デザイナー、ディレクター、興味を持ってきた他部署の方、といった多種多様な人達が参加しています
参加者も増え、横の繋がりが増えてとても喜ばしい事なのですが、コンテンツが刺さる人と刺さらない人が出始めてきました
コンテンツが刺さる人の割合が過半数であればよいのですが「過半数以下であると総合的には成功したとは言えないのではないか?これをやり続けると興味の無い人が参加してくれなくなるのでは?」と自問自答しています
私はエンジニアなので技術技術したLTは大好物ですし、 Pull Request のレビュー会なんてのもいつかはやりたいと考えていますが、参加者が増えた故、難しいのかもなぁと考える日々が続いてます
「世に万人受けする物は無い」と言われ、わかってはいても出来るだけ多くの人に価値を届けたいなぁと苦悩しています
終わり
フルリモート環境でのコミュニケーション問題は終わりのない旅路のようですが、これからも続けて行きたいと思います :)