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【現役インフラエンジニアが語る】未経験者が気になるインフラエンジニアの実際の仕事内容

Last updated at Posted at 2021-12-06

はじめに

こんにちは、日本リック エンジニア採用チームです。

今回は日本リックに新卒で入社して4年目になるインフラエンジニアYさんの記事です。

日本リックのインフラエンジニアの仕事内容や、求められるスキル、イメージと現実とのギャップ、インフラエンジニアの魅力について教えてもらいました。

「インフラエンジニアの実際の仕事内容を知りたい」という方の参考になれば嬉しいです。

私のプロフィール(20才後半/男性)

新卒で入社してからの最初の現場ではある団体の情シス配下のヘルプデスクでヘルプデスク業務を行なっていました。各種申請の処理や問い合わせ対応、外部へ依頼が必要な作業が入ってくるとその作業内容の整理と依頼をしていました。

ヘルプデスクの次は企業に敷設された無線ネットワーク老朽化に伴う更改案件に参加していました。工事業者の方やSIパートナー(無線構築担当)、設置先オフィス部署担当者との間で各種調査・作業の日程調整、切り替え時の作業担当、ドキュメント作成など行なっていました。

現在は通信系大手企業およびそのグループ会社に対するセキュリティ全般の業務を行なっています。企画にはまだ携われていませんが、設計構築から運用立て付けまでくらい工程に関わらせて頂いています。以前までの現場とは違い繰り返しの作業がなくなったこと、昨今の状況と緊急事態宣言が明けたことを受けて、週一出社でほぼテレワークな環境です。チームの連携向上と負荷のいいとこ取りを狙っています。

未経験者が気になるインフラエンジニアの実際の仕事内容

インフラエンジニアと一言にいっても実際の業務内容は無数にあります。

ザックリですが、私が従事した二つ目の業務では以下のようなことを行なっていました。
(インフラエンジニアの中の一業務としてこれを取り上げています。)

1:スイッチ、AP(アクセスポイント)のキッティング
2:設置箇所にいる部署の担当との調査日・作業日の日程調整
3:スイッチ、APを更改・新設する現場の調査(電波設計)
4:新旧設備の切り替え作業、手順書作成
5:作業後の各種納品ドキュメント作成
6:各種作業の進捗管理、課題解決

ここで注目していただきたいのは、いわゆるインフラエンジニア界隈で必要とされる技術を用いないとできないことばかりではなく(1、4くらい)、excelやメール・電話、打ち合わせをしていることが多かったという点です。

また、比較的ユーザに近い領域でしたので、作業はユーザへの業務影響を考慮して、作業自体が定時後開始となり、解散が深夜となることが多かったです。

インフラエンジニアの現場で求められるスキル・知識

さまざまな仕事内容があるとは思いますが、未経験から転職して初めて従事する運用や保守といった仕事で、技術が占める割合は上の例とそう変わらないと思います。

では技術は軽視していいのかと思う方もいるかもしれませんがそうではありません。
現場で従事するための共通言語に相当するスキルだと思います。

私が思うに、インフラエンジニアに求められるのは、キャッチアップ力だと考えています。

理想と現実の違い

現実の環境が教本の世界と異なるのは、必ずしも最新技術の組み合わせが正解ではないことです。理想が必ずしも正解ではないとも言えます。

実際には、設計構築した際の情勢、企業規模や財務体力を鑑みて今回は

・ここを重視したい
・ここはそこまでケアしなくてもよい
・ここは将来の課題として、今回は考慮しない

というような整理と決定がされ、その経過が現在まで続く環境を形作っています。

現場を理解すると言うことは、現場に残された課題を理解することだと考えています。
この考え方は、将来企画や設計を志す方にも必要な課題抽出・課題解決のスキルにも繋がります。
これができないと業務の本質をわからずに、表面的にこなすだけになります。状況を理解できないので、日々の業務の意味がわかりません。
ただこなすだけで、一作業者としての動き方しかできなくなります。

また当然ですが現場が異なればそれだけそれぞれの歴史は異なっていて、本やネットなどで調べることができない(=事前にインプットすることができない)生きた情報ですから、現場に参画していち早くその場の一員として動けるようになるためには、こうした力が必要とされていると感じます。
これができれば、定型的な仕事も常に改善の意識を向けながら進められますし、そうでない仕事も、現場の知識があることで効率よく、スムーズに進むと思います。

私が感じるインフラエンジニアの魅力

エンジニアの中でもインフラエンジニアは、魅力を感じにくいかもしれません。

言語開発者が「業務効率のためのアプリを内製で作った」となれば、それに対してみんなの仕事にわかりやすいプラスを届けたことになりますから、さまざまな声が届くことと思います。。
「助かる」「こここういうのもほしい」...モチベーションにつながりそうです。

しかしインフラエンジニアは、インフラを安定稼働させることが求められます。
安定的な稼働が続くと、ユーザーは自分達がそういった土壌の上で日々業務にあたっているということすら意識しなくなってきます。

また障害などでサービス利用不可の時間が発生したりするとクレームが来ることもあります。
そう言う意味ではエンドユーザから直接感謝の言葉を受けたい!という気持ちが強い人よりは、花形ではないものの当たり前を維持する役割にやりがいを感じる人向きな仕事かな、と思います。
絶対に必要なポジションですし。

日々、一見問題なく利用できているインフラを、黒子として支える、そういった縁の下の力持ち的振舞にやりがいと魅力を感じています。

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