はじめに
こんにちは、日本リック エンジニア採用チームです。
今回は未経験からインフラエンジニアになった中途社員のOさんに記事をお願いしました。
OさんがCCNAを目指したきっかけ、スクールでの生活、当時の就職活動、CCNA学習のポイントなど、赤裸々に書いてもらいました。
「CCNA取得を目指している方」「インフラエンジニアを目指している方」など、参考になれば嬉しいです。
私のプロフィール(20代前半・男子)
はじめまして、24歳中卒で現在インフラエンジニアとして正社員で働いています。
最初に僕の簡単なプロフィールを紹介させていただきます。
前職は警備会社勤務
前職では、契約社員で警備会社に勤務していました。
そこでは主に警備員に対して現場への指示出しや指導、
お客様からの依頼の受注管理やクレーム処理などの対応をしていました!
現在の仕事内容
現在はお客様の現場に常駐し、公営ギャンブルのシステムの移行をやっています。
導入されているPCのアプリケーションの設定が間違っていないか、
お客様の希望する設定になっているかを確認し、納品まで見届けています。
また、場に導入された後もしっかりと動作しているか確認をしています。
今回はITエンジニアとは縁もゆかりもなかった僕がどんなことをして
CCNAの資格を取得したのか見てもらえればうれしいです!
中卒のぼくがCCNA(Cisco Certified Netwoek Associate)を取得するまで
きっかけ
僕は中学生の頃からPCに触れる機会が多く、四六時中触っていました。
いつからか、ホワイトハッカーに強くあこがれを抱きはじめ、将来そうなりたいなぁと思ってました。
しかし、学歴は高校を1年で中退し中卒のまま...
さらに正社員歴無しということで就職活動をしても面接すら受けれない所だらけ・・・(笑)
ですが、そんな中でたまたま某ITスクールを見つけました。
このスクールはCCNAの取得をサポートしてくれて、更には就職支援まで無料でしてくれる場所です。
まず最初にCCNAの資格を持っていることでどんなメリットがあるか考えました。
一つ目はネットワークやセキュリティの基礎知識があることの証明。
二つ目はこれまでうまくいかなかった就活がかなりスムーズになるのでは?
と考え、当時の僕はこれしかない!と思い、スクールに入ることを決めました。
スクール生活
入学後最初に決められたのは約1カ月で資格取得できるようにスケジュールでした。
正直、約1カ月でほんとに資格取得できるのか不安でした・・・
スクールでは、
平日(月曜~金曜)に1日約8時間の講義を受講し、
帰宅後はスクールが用意してくれているWebの問題集の中から、日中の講義で出てきた内容を探し、その問題を解いていました。
講義で出てきていない内容以外の問題も、理解を早めるために解いていました。
スクールにはリモートで受講できましたが、
現地で受講すると実機演習を受けれるので特別理由がない限りは現地に通っていました。
また、他に数名の方が一緒に講義を受けていたので、
なるべくコミュニケーションを取って授業の内容や新しく覚えた知識をアウトプットする用心掛けました。
人に説明することで自分自身の理解も深まるのでオススメです。
問題集では、ぼくはまず1つ100問くらいを目安に満点になるまで繰り返し問題を解いて満点が出たら次の100問。
というような問題の解き方をしていました。
満点を取る事自体はゆっくり時間をかけて解いていたので1つあたり5週前後で満点は取れていました。
全て満点を取った後に全ての問題をランダムに100問ずつに分けて、満点を取れるように練習しました。
勉強の仕方は人それぞれだと思いますが、ぼくの場合は一旦全ての問題を実際に解いて記憶の片隅にいれてます。
スクールのメリットとしては貴重な実機が触れたり、
プロの講師が直々に細かいところまで解説してくれることです。
約1カ月間そんな感じで勉強をして、試験に臨みました!
試験は1000点満点で800~900点が合格ラインです。
スクールの模擬試験や問題集でほぼ満点の解答できていたのですごく自信がありました!
そして、いざCCNA受験!
出題されている問題文をよく読むとなんか見たことあるなぁー。と思い、
少し記憶を辿ってみると、使用していた問題集で見たことある問題ばかりということに気が付き
拍子抜けしました。(笑)
まぁ、一部そうもいかない部分もありましたけどね・・・
そんなもんですらすら~と問題を解き、
どうかなーっと思って点数を見ると927点越えで合格できました!
試験についての補足
試験では英文が日本語に翻訳されているので、
文章の並びがおかしかったり、翻訳がおかしい部分が出てきます。(実際に出てきたときは焦りました・・・)
ですので、よく出てくる単語はしっかりと把握しておきましょう。
特に基本であるOSI参照モデル【OSI reference model】やOSI階層モデル【OSI layer model】など、
どの階層ではこういうことをしている。
というようなことを覚えておけば臨機応変に問題を解けるようになると思います。
スクールの問題集では英語なのに試験では日本語になっている、もしくはその逆もあったりしました。
なので答えを覚えるのも重要ですが、答えを覚えきった後に問題もしっかり覚えておくといいと思います!
ただ答えを文章の長さや文章の中の単語のみで覚えてしまうとこれが本番で変わってしまった際に、
全く答えることができないかもしれません。
ある程度理解してくると初めて見る問題でも「これはこうだからこう」という考え方ができ正解できます。
ぼくは主にスクールの問題集で学習していましたが、
それ以外だと、「ping-t」というサイトがおすすめです。
無料で1000問以上のCCNA向けの問題がでてくるので、
100問ずつ小分けにして解いていけばサクサク勉強できると思います!
もしping-tで勉強するとしても同じように問題集と試験では日本語、英語が違うことがあるかもしれないので
問題も覚えることをオススメします!
CCNA取得後の就職活動について
就職活動については、履歴書や経歴書の添削、面接の練習などをスクールに支援してもらいました!
あとは、企業との説明会や面接日程の約束などもスクール側で調整してもらい、
とてもスムーズに活動することができました。
ぼくは合計で7社の説明会や面談を受け、3社程の採用面接を並行して受けていました。
中には、事務的に対応されている感じがする担当の方だったり、高圧的な印象を受けた面接官の方もいました。
現在の会社は話した方全員が、優しくてとても雰囲気のいい会社でしたし、今後ぼくが実際に働くイメージを持ちやすくお話をしてくれましたので、採用と言われたときには迷わずに入社を決めました!
さいごに
いかがだったでしょうか?
中卒のぼくがCCNAを取得し、現在の会社に就職できるまでのお話でした!
ぼくはCCNAという資格を取得しましたが、正直取る資格はなんでもいいかと思います。
幅広いITの知識を必要とするITパスポートという資格もあります。
資格取得はあくまできっかけです。
もし時間がフリーで使える方がいれば、
就職活動まで面倒をみてくれるスクールを強くお勧めします!
一ヶ月半という短い期間でもスムーズに就職することが可能でした!
今回の内容が
以前の僕みたいに、スキルも知識もないけどITエンジニアになりたい方に対して
きっかけの一つになればいいのかな、と思います!