# 第一章 Linuxのインストールと仮想マシン・コンテナの利用
練習問題1.4
シェル上でKVM仮想マシン「vm01」を起動しようとしています。適切なコマンドを選択してください。
A. virsh start vm01
B. docker start vm01
C. virsh boot vm01
D. docker boot vm01
E. kvm-start vm01
(解答)A.
(解説)
KVM仮想マシンはvirshコマンドで操作できます。引数には「start」サブコマンドと仮想マシン名をしてします。よって選択肢Aが正解です。選択肢Cはサブコマンドが誤りです。dockerコマンドはKVM仮想マシンではなくDockerコンテナを操作するコマンドなので、選択肢BとDは不正解です。kvm-startというコマンドはありません。
(わからない単語解説)
* シェル
オペレーティングシステム(OS)とユーザー間のインターフェースであるプログラムの一種です。
* virshコマンド
これが使えるのは仮想化支援機能を搭載したCPUと、仮想マシンを動かすのに必要なリソースを搭載したコンピュータが必要なため幅は限定的です。
virshコマンドは上記のような条件下で仮想マシンを操作するためのコマンドである。
主なコマンドの種類
* virsh start vm01
* virsh list
* virsh console vm01
* virsh shutdown vm01
* virsh destroy vm01
dockerコンテナのコマンド
-
コマンドの取得
docker pull centos:7 -
コンテナの起動
docker run centos:7
動作中のコンテナはdocker psコマンドで表示できます。
docker ps
終了したコンテナも含めてコンテナを表示するには、docker ps -aコマンドを実行します。
docker ps -a
コンテナの削除
docker rm (コンテナID)
コンテナからの一時離脱
ctrl+pqキー
コンテナの再接続
docker attach centosTest
コンテナの終了
コンテナ内にいる状態で
exit
コンテナの再開、停止
動作停止中のコンテナはSTATUS欄が「Exited(0)」となっています。
この状態のコンテナを再開するには、docker startコマンドを使います。
docker start コンテナ名またはコンテナID
その状態で docker psをすると
コンテナのSTATUS欄は「UP」となっている。
動作中のコンテナを終了させるには、docker stopコマンドを使用する。
docker stop