はじめに
この記事は、GitとGithubの違いやGitの用語集をまとめたものです。
GitとGithubの役割
Git とは
ファイルの変更履歴をバージョンによって記録することのできる管理システムのこと。
実際のシステム開発の現場では、複数人で1つのシステムを作っていくので、ソースコードが頻繁に書き換わる。
開発を行う中で更新されていく様々な成果物を「誰が」「いつ」「何を変更したか」というような情報をバージョン(改定・更新ごと)で管理していくことで、綿密なバックアップのような役割を果たします。
Github とは
Gitを利用したホスティングサービスのこと。Gitのシステムを複数人で使えるようになる。
ユーザー数は1000万を越えていることから、世界中から評価されているサービスだといえる。
まとめると、Gitは「システム」、Githubは「サービス」ということになる。
我々はGithubというサービスを通してGitというシステムを利用できる。
Github用語解説
ローカルリポジトリ
「リポジトリ」とは、Githubでディレクトリやファイルなどを保存する場所のこと。
管理したいディレクトリをリポジトリと連携させることで、ディレクトリ内のすべてのファイルの変更履歴を記録することができる。
ローカルリポジトリとは、自分のパソコン内で管理するリポジトリのこと。
リモートリポジトリ
外部にあるサーバーなどネットワーク上にあるリポジトリのこと。
Githubを使えば複数人で作業を分けて開発する際、それぞれのパソコン内のリモートリポジトリで開発を行い、完成すれば共通のリモートリポジトリにアップロードするという効率的な開発ができるようになる。
また、個人開発でもネットワーク上にデータを保存・共有したいときに便利。
クローンとプル
クローンとは、リモートリポジトリのファイルのすべてをローカルリポジトリにコピーして同期させること。
プルとは、ローカル側とリモート側で差異のあるファイルだけをコピーして同期すること。
コミット
コミットは、ゲームで言うセーブのようなもので、追加・変更したファイルをリポジトリに記録する。
ブランチとマスターブランチ
ブランチは、履歴の流れを分岐して記録していくためのもの。
分岐したブランチは他のブランチの影響を受けない。よって同じリポジトリで複数の開発を同時に行うことができる。
マスターブランチは、本流のブランチのこと。リポジトリに最初のコミットを行うと、masterという名前のブランチを作成する。
その後のコミットはブランチを切り替えるまでmasterブランチに追加されていく。
プルリクエスト
ローカルリポジトリでの変更を他の開発者に通知するGithub特有の機能のこと。
会社内・チーム内でコードレビューするときによく利用される。
プッシュとマージ
プッシュとは、ファイルの追加・変更の履歴をリモートリポジトリにアップロードするための操作のこと。
ローカルからリモートへ反映させること。
マージとは、変更を加えたブランチをmasterブランチに統合すること。
今回はコチラのサイト様を参考にさせて頂きました。
イラスト表現でとても分かりやすいので必見です。
とにかく手を動かしながらGitとGithubを学ぶ