Webアプリを公開するには
自分のパソコン内で作ったWebアプリケーションを世の中に発信するには
どこかでサーバーを用意して、そのサーバーの中でアプリケーションを動かす必要があります。
この作業のことをデプロイと言います。(デプロイメント / deploymentの略で配備する、配置するなどの意)
このデプロイを手助けしてくれるのがHerokuというサービスです。
Heroku
HerokuはPaaSといわれるプラットフォーム構築代行サービスの一つです。
ざっくり言うと、「アプリケーションを動かすための環境を用意してくれるサービス」です。
アプリケーションを動かすには、処理を行うサーバーやログイン情報などのデータを保存するデータベースなどの環境が必要になります。
すべて自分で用意すると、かなりの労力とコストがかかってしまいます。
そのような問題を解決してくれるのがHerokuという訳です。
初心者の方には特におすすめなサービスだといえます。
レンタルサーバーとHerokuの違い
Webサイトを公開する場合よく耳にするのは、エックスサーバーやロリポップなどのレンタルサーバーではないでしょうか。
ホームページを公開するだけであれば、HTML、CSS、Javascriptがメインの作りだと思いますので、その場合はレンタルサーバーが価格的にもおすすめです。
しかしレンタルサーバーだと対応している言語が少なかったり、ライブラリを使用する場合、インポートや設定が必要になるのでHerokuが便利です。
Herokuで使える言語
- Ruby
- Java
- Python
- Node.js
- PHP
- Go
- Scala
- Clojure
※2022年11月時点
初心者に特におすすめな理由
デプロイが容易に行える
Heroku以外のサーバーだとインフラ周り(Linux)の設定を自分で行う必要があり、
何かあった際にも対処が必要となるので、学習・運用コストが高くなってしまいます。
Herokuであれば、そのような知識なしでもデプロイすることができます。
また、Githubを使えば自動デプロイ機能もあるので、意識せずともデプロイすることが可能です。
Heroku × Git
Herokuにデプロイする際にはGitを使用します。
Gitで管理しているリポジトリをHerokuへ反映することでHeroku上で該当するアプリケーションの操作が可能となります。
herokuのアカウント作成&インストール方法
- herokuの公式ページからサインアップページへ移動し、herokuのアカウントを作成する
- メールアドレスの認証をする
- 8文字以上でパスワードの設定(英数・数字・記号)
- クレジットカードの登録
- heroku CLIのインストール
windowsの場合は、windows用のインストーラをダウンロードし、起動する。
Macの場合はターミナルを起動し、下記コマンドを実行。バージョンが出力されればOKです。
% brew tap heroku/brew && brew install heroku
ここまでできればherokuにログインできるようになります。